大学受験では複数の大学を受験する人も多いと思いますが、その全てで不合格となってしまった場合、どうすればよいのでしょうか。
もう1年勉強を頑張って来年受験をするRe受験が主流だと思いますが、それは数ある選択肢の1つに過ぎません。
この記事ではRe受験はもちろん、それ以外の選択肢も含めて紹介していきます。
学大学受験で全落ちする人の割合と理由
まず大学受験に全落ちする人の割合やその理由について解説していきます。
全落ちの現状と理由をしっかりと理解して、これから受験を控えている人はそのような状況に陥らないように対策をしていきましょう。
まず、大学受験で全落ちとなる人の割合はどれくらいなのか気になる人もいると思いますが、大学受験がすべて不合格となった人の割合は約10%だという情報があります。
10%とは、10人に1人が大学受験に全落ちするということです。1クラスでは3〜5人ぐらいでしょうか。
実際私も、志望が通らなければRe受験するつもりではありましたが、受験した大学は全て不合格となってしまいRe受験を選んだ1人です。
受験した大学に全て落ちてしまう理由としては、
- 行きたい大学のレベルが自分の実力と比べて不相応に高い
- 自分の実力を見誤っている
- 出願校が多すぎる
- 本番に弱い
などが挙げられると思います。(※「勉強不足」などの、当たり前の理由は省いています。)
すでに大学受験に全て落ちてしまった人でRe受験をしている人は、自分が全落ちとなった理由を考えて同じことが起きないように対策をしましょう。
では1つずつ見ていきましょう。
行きたい大学のレベルが自分の実力と比べて不相応に高い
例えば旧帝国大学や早慶上理、医学部など、高い偏差値のところに絶対行きたいと思っており、一方自分の実力が全然伴っていないにもかかわらず出願するなら、全落ちするリスクが高くなります。
第一志望を譲れなく、Re受験も厭わないという人は、全落ちを覚悟で挑み、ただひたすらに勉強に打ち込むとよいと思います。
ただ、全落ちの理由として「行きたい大学のレベルが自分の実力と比べて不相応に高い」ということがありえることを把握しておきましょう。
自分の実力を見誤っている
自分の実力を見誤っている場合も、全落ちとなるリスクが高くなります。
いくつかの大学を出願するうえで、自分の実際の学力が想定より低かった場合には、合格する確率の低い大学ばかり受験してしまうことになります。
このような事態を回避するために、模試を受けたり(特に受験者数が多くデータに信用があるもの)、大学の過去問を解いて採点し合格点と照らし合わせたりして自分の実力を正確に把握できるようにしておきましょう。
出願校が多すぎる
陥りがちなミスとして、出願校が多すぎることがあります。
自分の実際の実力相応の大学をきちんと選べていたとしても、出願校が多すぎると受験の間隔が狭くなり心身ともに疲れ、また1つ1つの対策がおろそかになってしまいパフォーマンスが落ちてしまいます。
その結果、たくさん受験したにもかかわらず全て不合格となってしまうというパターンです。
たしかにたくさん出願した方がチャンスが多く全落ちの可能性は下がりそうですが、逆効果となる場合もあるため、出願校を決める際は無理のないスケジュールか、全ての試験に対して必要な対策をきちんと講じて臨めるかなどを考えて出願するようにしましょう。
本番に弱い
本番に弱い人というのが一定数います。普段通りにいけば絶対合格するのに、試験本番では実力を発揮できずに不合格となってしまう人です。
本番に弱い人は出願した大学受験全てで実力を発揮できないと全落ちとなってしまいます。
本番に弱い人がなぜ弱いのか、それは基本的には過度な緊張からくるものです。緊張してしまうことで1番よくある不利益は、ケアレスミスが増えることです。
例えば受けた模試の見直しをして、「落ち着いて解けば正解できた」というような問題を確認することで、本番でどれくらい実力を発揮できていないか確かめることができます。
本番に弱いことはある程度対策できるので、自分の本当の実力と本番で出せる力との乖離をしっかりと把握して必要な対策をしていきましょう。
対策に関しては、
- 日程を選べる場合は、第一志望の大学をできるだけ後ろの日程にまわして、できるだけ試験を経験した状態で第一志望に臨む
- 模試を本番さながらの気持ちで受けたりして、本番慣れする
- 日々のルーティンや、試験時のルーティンを決めて守る
- 自分がケアレスミスしやすい状況(符号ミス、英語の時制などなど)を把握する
などが考えられます。
本番に弱いことに対する対策は個人個人に合った方法もあると思うので、どうすれば落ち着いて本番に臨めるかを調べたり、考えたりしておくことが重要です。
大学受験で全落ちした場合の進路は?
次に、大学受験で全落ちとなってしまった場合に、どのような進路があるのかを紹介していきます。
Re受験が最も一般的ですぐ思いつくかも知れませんが、全落ち後にとり得る他の進路もいくつかあります。
「思いもよらなかったけど、実は自分にとっては最良の選択肢かも」のようなものが見つかれば幸いです。
Re受験をする
1つ目はRe受験です。言及する必要がないぐらい一般的な選択肢ではないでしょうか。
Re受験とは、もう1年勉強を頑張って翌年に再度大学受験をすることです。
Re受験でよく陥りがちなミスとして、追加で1年勉強すれば学力が絶対に上がり、志望大学にかなりの確率で合格できるんじゃないかと思い込んでいることです。
気を引き締めて勉強していないと、思うような結果を残せない可能性は充分あります。
またRe受験のスタイルにも選択肢があり、選ぶ人が1番多いであろう予備校に通うということ以外に、全て独学のみでやりきる方法や、夏期講習や冬期講習のみ予備校に通う方法、映像授業やオンラインなどで特定の科目だけ受講する方法などがあります。
Re受験のメリット・デメリットについてもこちらのページで紹介されているので、興味があれば参考にしてください。
専門学校に入学する
専門学校に入学する手もあります。
大学に行くことだけが進路ではありません。実際、就職の際での大卒資格の重要性は近年下がっていっているようです。
4年間という時間に加えて学費のことを考えると、専門学校を卒業して大学に行った同世代の人より早く手に職をつけるのも良い手かもしれません。
大学受験に全部落ちたからだけで専門学校に行くというよりは、やりたいことが明確にある人におすすめの選択肢です。
一般的に専門学校というと服飾系や美容系などのイメージがあると思いますが、たとえば公務員や政治・法律に関わる仕事、金融系から工学系まで、専門学校の分野というのは多岐に渡ります。もちろん、医師や薬剤師、宇宙飛行士など大学を卒業していないとなれない職業もありますし、弁護士や大手の会社への就職など、大学を卒業していないと厳しい選択肢があるのも事実です。
もちろん、医師や薬剤師、宇宙飛行士など大学を卒業していないとなれない職業もありますし、弁護士や大手の会社への就職など、大学を卒業していないと厳しい選択肢があるのも事実です。
そういった志望や、大卒への絶対のこだわりがない限りは専門学校という選択が最適となる可能性もおおいにあります。
注意点としては、出願の締切が3/31だとしても人気の専門学校は先に定員がいっぱいになり締め切りになったりする場合があります。
もしなりたい職業があるのなら勉強の息抜きにどんな専門学校があるのか、締切などをあらかじめ調べておくのがよいでしょう。
参考:「大卒って意味あるの?」「大卒は就職で本当に有利?」 大学に “誰でも進学できる時代”に突入 キャリア形成から考えた就活のあり方 | 就職四季報プラスワン | 東洋経済オンライン
参考:専門学校の種類64選!どんな分野があるの?失敗しない専門学校選びをサポート!
留学する
留学するという選択肢もあります。
グローバル化が進んでいる現代において、英語の能力はとても重要です。
英語に特化して鍛えることで、明るい未来が拓けるかもしれません。
留学して英語力を鍛えてから、もう一度受験にチャレンジしてもよいですし、英語力を武器に就職するのもよいと思います。
また、TOEICなどの英語の資格や検定を一定ライン以上取得していることで、大学によっては入学試験の際に英語試験が免除になったり得点換算してくれたりする場合がありますので、再度受験するときに有利であることがあります。
また英語力に自信のある人は、出身高校からの推薦状などが必要となりますが、単なる語学留学ではなく海外の大学に入学してしまうのもよいかもしれません。
英語に限らず他の言語も今後のキャリアに活かすことができるでしょうし、留学を通じて得られる多様な文化や価値観に触れられる経験も、人生にとって有意義なものになるでしょう。
参考:海外大学の入学時期や進学の流れとは?国別の特徴も紹介 | BERKELEY HOUSE
就職する(社会人Re受験)
大卒資格の優位性が薄れてきている今、就職してしまうという選択肢もあります。
とは言っても大学全落ちが確定するのは3月に入ってからなので、高校在学時から就職を考えている人たちに比べて選択肢が狭まることは免れません。大学に全落ちしたからという理由で、就職するという選択肢を取ることに不安を感じる人も多いでしょう。
しかし、実際に4年後を比べるとどうでしょう。
なんとなく大学に入学して自分の進路などを考えず生活していた人に比べると、その4年間で実務経験やスキルを身に付けているというのは、アドバンテージと考えることもできると思います。
金銭面の理由からRe受験や留学、専門学校の選択肢を取れないという人も、社会人をしながらRe受験をするという選択肢もあります。
社会人Re受験については以下のページで詳しく紹介されているので、興味があればご覧ください。
通信制の大学で大卒資格を取得する
どうしても同年代に遅れず大卒資格が欲しいという人は、通信制の大学に正科生として入学することで、卒業すれば大卒資格を得ることができます。
通信制の大学は受験の結果が出る3月となっても出願できるところがほとんどなので、全落ちが判明してからどこにするか決めて入学することができます。
現在正科生として入学できる通信制の大学は40を超えるほどあるそうです。
また、生徒数が日本で1番の放送大学では約6万人もの正科生がいるそうです。
ITが進歩している現在において、通信制の大学の数や学べる分野、できることなどは今後ますます増えていくと思います。
通信制大学は、もしかしたら今後Re受験のようによくある選択肢の1つになっていくかもしれません。
大学受験で全落ちしたときにとるべき行動
大学受験で全落ちした場合の進路を紹介しましたが、次に全落ちしたことが分かったときに取るべき行動について解説していきます。
全落ちしたことが分かるのは大抵の場合3月に入ってからで、来月から新しい年度が始まろうというタイミングです。
どの選択をするにしても時間が限られているので早め早めの行動を心がけましょう。
1つ絶対に覚えておいてほしいことがあります。
それは、大学には補欠合格や追加募集の制度があることです。
補欠合格とは、合格発表と入学手続きが完了した日以降に、入学者が足りないとぎりぎり合格に達しなかった人が順に合格になっていく制度のことです。
補欠合格がまわってくる日程は特に決まっておらず、該当者への通達方法も大学によって異なるため、大学のサイトなどで確認する必要があります。
追加募集とは、受験者だけでは入学者の定員に達しなかった場合に、改めて入学希望者を募集する制度です。
こちらも日程は特に決まっておらず、突然発表されるためサイト等での確認が必要です。
ですので、大学受験に全落ちとなった際もすぐに諦めるのではなく、自分が受験した大学の補欠合格の通達方法を確認するのと、自分が受けた大学に限らずとも進学したい大学の追加募集について発表がないかを1日1回以上はチェックすることをおすすめします。
次にすることは、この先どうするかを考えることです。上のセクションで紹介したように選択肢はいくつかあります。
Re受験を選ぶ場合は、自宅でするのか、予備校でするのか、要所要所で予備校を利用するのかなども考えなければいけません。
私の場合はこれで結構悩んだ覚えがあります。結局2回Re受験し、自宅Re受験と予備校に通うのを1回ずつ経験しました。
よく陥りがちなのが、自分でどうするかを考えに考えて決めたはずなのに途中でその選択で本当に良かったのかをずっと考えてしまうことです。
自分もそうでしたが、くよくよ考えるのは意味のないことなのでできるだけしないようにしましょう。
後述しますが、「自分の選んだ道を正解にする」マインドで突き進みましょう。
就職や専門学校進学を選んだ際も、どこにするのかを決めなければいけないですし、ほとんどの選択が急を要するものです。
この先どうするかを決めて早急にそれに向けて動き出しましょう。
まとめ
大学が全落ちした際の考えられる進路、するべきことについて紹介しました。
受験を控えている人は、まず第一は全落ちという状況にならないよう努めましょう。
もうすでになってしまった人は、将来に関わることなので判断を下すのは難しいことだとは思いますが、進路について早く決め、できるだけ早く動きだせるようにしましょう。
そして、大事なことがもう一つあります。
今後の方針をよく考え、決めた以上は「Re受験バイブル」の「Re受験に必要なマインドセット」のページでも紹介している、“選んだ道を正解にする”という考え方で、後悔のしないように全力で突き進んでいっていただければと思います。
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