
大学受験をするうえで欠かせないものが、模試です。模試を受けることで、現在の自分の立ち位置がわかり、模試の結果はその後の勉強の指針になります。
毎年、複数の予備校が、数多くの模試を開催しています。「どの模試を受ければ良いのかわからない」と悩んでいるRe受験生・受験生もいるかもしれません。
今回は、9年以上大学受験の指導を行っている筆者が、Re受験生・受験生におすすめの模試を志望校別に解説します。
模試選びに悩んでいる方、模試の計画を立てたい方は必見です!
※なお、模試のなかには「Re受験生であっても高卒1年目まででないと受けられない」というような制限があるものもありますので、公式ウェブサイトで詳細を一度ご確認いただくことをおすすめします。
おすすめの共通テスト模試

多くの受験生が共通テストを受験します。共通テスト形式の模試は数多くあります。自分の模試を受ける目的や実力に合ったものを選んだうえで、定期的に受けるようにしましょう。
主な共通テスト模試は以下の7種類です。
- 河合塾 全統共通テスト模試
- 駿台atama+共通テスト模試
- 駿台ベネッセ大学入学共通テスト模試
- 東進 共通テスト本番レベル模試
- 東進 全国統一高校生テスト(現役生のみ受験可能)
- 代ゼミ 大学入学共通テスト入試プレ
- 共通テスト同日模試
ここでは、各模試の日程や特徴、受験者数や受験者層について説明します。適切な模試を選ぶためにも、まずは違いを理解しましょう!
河合塾 全統共通テスト模試
河合塾の全統共通テスト模試は、毎年3〜4回開催されるマーク式の模試です。2023年度は、4月・7月・10月・11月に開催されます。
共通テストと同レベルの問題が、同じ形式で出題されます。共通テストを受ける予定の受験生におすすめであり、自分が今、共通テストレベルの問題をどの程度解けるのかを確認するのに向いている模試です。
この模試の受験者数はなんと約40万人。受験者数が多いため、周りの受験生と比べたときの自分の立ち位置をより正確に知れるでしょう。順位や偏差値などの模試結果はかなり信頼できます。受験者は中堅大学〜難関大学を志望している人が多いです。
同じく河合塾が行っている、全統記述模試の結果と合わせた合格判定を出してくれます。このドッキング判定により、共通テストと二次試験の総合評価がわかります。国公立大学を受ける受験生にとっては、河合塾の記述模試と合わせてぜひ受けてほしい模試といえます。
駿台atama+共通テスト模試
駿台atama+共通テスト模試は、毎年3回開催されるマーク式の模試です。2023年度は、5月・7月・12月に開催されます。
駿台atama+共通テスト模試はオンラインで受けられるのが特徴です。家で模試を受けたい、コロナウイルスやインフルエンザなど感染症の予防をしたい、という方にぴったりでしょう。特に受験直前の12月は、体調管理が重要です。12月に共通テスト模試を受けたい場合は、この模試をオンライン受験することで感染症対策を行えます。
駿台atama+共通テスト模試の受験者数は、約3万人です。駿台が実施する模試の問題は全体的にレベルが高いといわれていますが、この模試の問題は共通テストよりやや易しいレベルとされています。「共通テストや二次試験と同レベルの問題を解くにはまだ早い」と思っている方、「自分の基礎問題に対する理解度を知りたい」という方に向いている模試です。
同じく駿台が行っている、駿台全国模試とのドッキング判定もしてくれます。国公立大学を受験する予定の受験生におすすめの模試といえるでしょう。
駿台ベネッセ大学入学共通テスト模試
駿台ベネッセ大学入学共通テスト模試は、毎年2回開催されるマーク模試です。2023年度は9月と10月に開催されます。
この模試の受験者数は約30〜40万人で、河合塾の全統共通テスト模試に次いで多いです。
また、駿台の実施する模試は問題の難易度が非常に高いです。ある程度基本問題や標準問題が解ける状態にあった方が、模試を受けたときの収穫がよりあるかもしれません。
その分、レベルの高い受験者が集っているので、実力のある受験生のなかでの自分の立ち位置を知るのに向いています。基礎固めが完了している受験生の力試しには最適です。
同じく駿台が行っている、駿台全国模試や駿台・ベネッセ記述模試とのドッキング判定もしてくれます。
東進 共通テスト本番レベル模試
東進 共通テスト本番レベル模試は、毎年4回実施されるマーク模試です。2023年は、2月・4月・8月・12月に開催されます。
共通テストと同じレベル・形式・出題範囲で実施されます。模試を受けてから最短5日で成績表が返ってくるという利点もあります。河合塾や駿台の模試は、成績表が返ってくるまでに2週間〜1ヶ月程度かかります。そのため、東進の模試は、「今すぐ自分の実力を知りたい」と考える受験生におすすめの模試といえるかもしれません。
この模試の受験者数は、河合塾や駿台と比べると少なく、数万人程度です。そのため、他の受験者と比べたときの自分の立ち位置や順位、偏差値を知りたい方には向いていないかもしれません。これらを知りたい場合は、河合塾や駿台の模試を受けた方が良いでしょう。
模試のレベルは標準で、河合塾と同じか少し難しく、駿台よりは易しいです。
しかし、問題の質自体は高いので、自分の苦手なところや得意なところを把握するのには向いています。成績表は最大20ページに及ぶ細かさで、とにかく自分の実力を分析したいという場合は、ぜひこの模試を受けてみてください。
東進 全国統一高校生テスト
まだ高校に在籍している現役高校生には、東進の全国統一高校生テストもおすすめです。これは毎年2回実施されるマーク模試で、2023年度は6月と11月に開催されます。
Re受験生は受けられませんが、現役の高校生であれば無料で受験できるというメリットがあります。共通テストレベルであり、自分の実力を知りたい場合にぴったりでしょう。
代ゼミ 大学入学共通テスト入試プレ
代ゼミの大学入学共通テスト入試プレは、毎年2回実施されるマーク模試です。2023年度は8月と11月に開催されます。
代ゼミの模試の特徴は難易度にあります。他の模試と比べて易しい問題が多いため、基本問題の演習や基礎固めができているかの確認をしたい場合に向いています。
この模試の受験者数は2〜4万人程度です。河合や駿台と比べると受験者数が少ないといえます。そのため、正確な偏差値や順位を知りたい場合は、他の模試と比べると向いていないかもしれません。
おすすめの記述模試

国公立大学の二次試験や私立大学の入試で記述問題がある場合、記述の演習が必要です。その場合は、記述模試を受けることが非常に重要になります。
なぜなら、機械で採点を行うマーク模試とは異なり、記述試験は人間が採点を行うからです。自分の解答が採点者からどう見えるのか、どのように判断・採点されるのかを知っておかないと、正しい記述力というのは身につきにくいです。記述式の試験を受ける予定があるのなら、記述模試を繰り返し受けるようにしましょう。
主な記述模試は以下の3種類です。
- 河合塾 全統記述模試
- 駿台 全国模試
- 駿台・ベネッセ記述模試
記述模試は共通テスト模試よりも難易度が高めですが、その分、力試しにはもってこいです。本番に向けて確実に力をつけたい受験生は、積極的に記述模試を受験しましょう。
河合塾 全統記述模試
河合塾の全統記述模試は、毎年3回開催される記述式の模試です。2023年度は5月・8月・10月に開催されます。
国公立大学の二次試験や私立大学の入試で必要な記述力を測ることができます。河合塾が開催する全統共通テスト模試の結果と合わせて判定を出してくれるので、共通テストと記述式の二次試験がある国公立大学を受験する人には特におすすめです。
受験者数は、開催される月にもよりますが20〜30万人程度になります。他の予備校の模試と比べて受験者数が多く、結果として出る偏差値や順位の信頼度が高いという特徴があります。他の受験者に対する自分の立ち位置を知りたい場合にはぴったりの模試といえるでしょう。
駿台 全国模試
駿台の全国模試は、毎年2回開催される記述式の模試です。2023年度は5月と9月に開催されます。
この模試は難関大学向けの記述や論述問題が中心です。受験者数は3〜4万人と少ないですが、難関大志望の受験者が多いという特徴があります。そのため、レベルが高い母集団の中で自分がどこに位置しているかを知ることができます。
駿台・ベネッセ記述模試
駿台・ベネッセ記述模試は、毎年10月に開催される記述式の模試です。
同じく駿台が開催している全国模試とは異なり、難易度は比較的易しいです。標準レベルの問題が多いため、記述模試に慣れていない人や中堅国公立大・私立大を目指す人に向いています。
受験者数は約30〜40万人と多いです。しかし、この模試は高校でまとめて実施される模試でもあり、推薦入試で合格した受験生なども受けています。そのため、他の模試よりも偏差値や順位が甘めに出る傾向があるので、自分の立ち位置を知りたい場合にはあまり参考にならないかもしれません。
難関国公立大学を受ける人に
おすすめの模試

難関国公立大学を受ける人は、共通テスト模試と記述模試だけでは足りないかもしれません。なぜなら、大学ごとに出題形式や傾向にはっきりと特徴があるからです。
大学に合わせた受験の勉強法として、過去問演習が挙げられます。本番と同じ時間配分で解くことで、予行演習ができるでしょう。
似た問題が本番で出る可能性もありますし、問題の性質や形式を把握しておくためにも過去問演習は非常に重要です。
当たり前の話ですが、過去問で出た問題と全く同じ問題が本番で出題されることはありません。もちろん、似た問題が出る可能性はあるため過去問演習は非常に重要です。しかし、全く同じ問題が出ることはない以上、過去問以外にも本番と似た形式の問題を解いておいた方がよいでしょう。
特定の大学の入試問題と同じ形式にした模試のことを、大学別模試、または、冠模試と呼びます。主な大学別模試は以下の7種類です。
- 河合塾 志望校別オープン
- 駿台 志望校別入試実戦模試
- 東進 早慶上理・難関国公立大模試
- 東進 有名国公立私大模試
- 東進 志望校別本番レベル模試
- 東進 医学部82大学判定テスト
- 代ゼミ 志望校別入試プレ
本番と同じ時間配分や問題形式、そして雰囲気のなかで模試を受けることで、合格に必要な力を確実に鍛えられるでしょう。難関大学を受ける予定の人は、最低1つは大学別模試を受けるようにするとよいでしょう。
河合塾 志望校別オープン
河合塾が開催する志望校別オープンは、以下の大学が対象です。
- 東京大学
- 京都大学
- 大阪大学
- 北海道大学
- 東北大学
- 名古屋大学
- 九州大学
- 東京工業大学
- 一橋大学
- 神戸大学
東大入試オープン・京大入試オープン・名大入試オープンは全部で2回あり、2023年度の場合、東大は8月と10月、京大と名大は8月と11月に開催されます。その他の大学は1回のみで、2023年度は全て11月に開催されます。
いずれも、各大学の二次試験と同じ問題形式や同じ難易度、同じ時間割で受験することができる模試です。本番の予行演習にぴったりといえるでしょう。
東工大入試オープン以外の模試は、河合塾が行う全統共通テスト模試とのドッキング判定を行ってくれます。そのため、共通テスト模試の結果も踏まえた合格判定を知ることができます。
河合塾
河合塾は、全国規模で展開している大手予備校の1つです。大学別の受験対策講座が充実しており、特定の大学を目指す生徒には有効です。また、個別指導や模試、自習室など、Re受験生の学習をサポートするための環境が整っています。
河合塾の授業時間は90分なので、駿台と比較すると長く感じますが、受験ではそれ以上に試験時間が長いところもあるので、集中力を鍛えることができます。集中力に自信があるRe受験生には特におすすめです。
また、通常の集団授業以外にも45分間のオンライン個別指導も実施しています。どこにいても河合塾の講師が自分のためだけに作成した授業カリキュラムで指導を実施してくれるので、普段の授業と組み合わせて受講することで、さらなる学習効果を期待できます。
また、河合塾は「机の河合」といわれているほど自習室の環境が整っており「個別ブース型」「オープン型」「開放教室」「ラウンジ型自習室」の4種類が設置されています。その日の気分や自分の学習スタイルに合わせて、異なる自習室で勉強に取り組める点がメリットです。
駿台 志望校別入試実戦模試
駿台の志望校別入試実戦模試は、以下の大学が対象です。
- 東京大学
- 京都大学
- 大阪大学
- 北海道大学
- 東北大学
- 名古屋大学
- 九州大学
- 神戸大学
東大入試実戦模試と京大入試実戦模試は全部で2回あり、8月と11月に開催されます。いずれも駿台とZ会が共催している模試です。その他の大学の模試は1回のみの開催で、10〜11月に開催されます。
全ての模試が、本番と同じ形式・難易度・時間割での実施です。また、駿台の共通テスト模試とのドッキング判定も行ってくれます。
東進 早慶上理・難関国公立大模試
東進 早慶上理・難関国公立大模試は、年5回開催される模試です。2023年度は5月・7月・9月・11月・1月に開催されます。
2ヶ月おきに連続して開催されるため、自分の学力の推移を確認できます。今の勉強方法が自分にあっているかどうかを判断したり、これからの勉強計画を立てたりするときに役立つでしょう。
主に以下の国公立大学を志望している人に向けた模試です。
- 東京大学
- 京都大学
- 大阪大学
- 北海道大学
- 東北大学
- 名古屋大学
- 九州大学
- 筑波大学
- 千葉大学
- 東京工業大学
- 一橋大学
- 東京外国語大学
- お茶の水女子大学
- 東京都立大学
- 横浜国立大学
- 神戸大学
- 広島大学
- 地方国公立の医学部医学科など
記述式の模試で、上記の大学受験に向けた記述力・論述力を身に付けたい方向けといえます。
東進の模試全般にいえることですが、実施してから成績表が返ってくるまでのスピードが速いのが特徴です。この模試の成績表は最短9日で返ってきます。
もちろん、レベル的には申し分のない問題演習が可能です。難関国公立で出題されるような問題を解きたい方にはピッタリでしょう。
東進 有名国公立私大模試
東進 有名国公立私大模試は、年5回開催される模試です。2023年度は5月・7月・9月・11月・1月に開催されます。
主に以下の国公立大学を志望している人に向けた模試です。
- 小樽商科大学
- 山形大学
- 埼玉大学
- 東京農工大学
- 東京学芸大学
- 横浜市立大学
- 静岡大学
- 新潟大学
- 金沢大学
- 信州大学
- 三重大学
- 大阪公立大学
- 岡山大学
- 愛媛大学
- 熊本大学など
この模試も、受験から最短9日で成績表が返ってきます。記述式の模試であり、標準レベルの問題が多いため、まずは基本の記述力・論述力を鍛えたい方にも向いています。
東進 志望校別本番レベル模試
東進 志望校別本番レベル模試は以下の大学が対象です。
- 東京大学
- 京都大学
- 大阪大学
- 北海道大学
- 東北大学
- 名古屋大学
- 九州大学
- 東京工業大学
- 一橋大学
- 千葉大学
- 神戸大学
- 広島大学
東大本番レベル模試・京大本番レベル模試は全部で4回あり、2023年度は6月・8月・10月・1月にそれぞれ開催されます。
阪大本番レベル模試・名大本番レベル模試・九大本番レベル模試は全部で3回、6月・9月・10月の開催です。
北大本番レベル模試・神戸大本番レベル模試は全部で2回、6月と10月に開催されます。東北大本番レベル模試・東工大本番レベル模試・一橋大本番レベル模試も全部で2回、7月と10月の開催です。
千葉大本番レベル模試・広島大本番レベル模試は1回のみで、11月に開催されます。
他の予備校と比べ、開催回数が多かったり、対象となる大学の幅が広かったりするのが特徴です。そのため、「少しでも多く大学別の対策をしたい」、「自分の志望校の模試が東進にしかない」という方におすすめです。
東進 医学部82大学判定テスト
東進の医学部82大学判定テストは、医学部を受ける人のための模試です。年2回開催されており、2023年度は6月と10月です。
マークと記述が併用されており、各大学の共通テストと二次試験の配点比率に応じて得点や判定を出してくれます。
最大の特徴は、志望校だけでなく、全大学の医学部の合否も判定してくれる点です。そのため、自分が現在どの大学の医学部なら受かるレベルなのかということもわかります。
代ゼミ 志望校別入試プレ
代ゼミの志望校別入試プレの対象大学は以下になります。
- 東京大学
- 京都大学
- 大阪大学
- 北海道大学
- 東北大学
- 名古屋大学
- 九州大学
東大入試プレと京大入試プレは全2回で、7月と11月に開催しています。その他の大学の入試プレは1回のみの開催で、阪大入試プレ・東北大入試プレ・九大入試プレは8月、北大入試プレは11月、名大入試プレは6月にあります。
共通テスト模試同様、他の予備校の模試に比べると受験者数は少ないです。しかし、問題の質は高いため、本番さながらに志望校の問題演習を行いたい方にはおすすめです。
難関私立大学を受ける人に
おすすめの模試

難関国公立大学と同様に、難関私立大学を受ける予定の人も、ぜひ大学別模試を受けるようにしましょう。
難関私立大学受験者向けの主な模試は以下の4種類です。
- 河合塾 早慶レベル模試
- 駿台代ゼミ 早大入試プレ・慶大入試プレ
- 東進 早慶上理・難関国公立大模試
- 東進 有名国公立私大模試
どの模試も、難関私立大学で出題される問題に対応しています。
河合塾 早慶レベル模試
河合塾の早慶レベル模試は、10月に開催されます。
早稲田大学と慶應義塾大学の入試は、私立大学の中でもトップクラスの難易度を誇ります。そのため、より出題形式に沿った問題演習をできる方が望ましいです。
河合塾の早慶レベル模試は、1回の受験で、早稲田大学と慶應義塾大学両方の合格判定が出ます。併願で両方受験する方に非常におすすめの模試です。
受験科目として小論文も用意されています。そのため、小論文の演習にも向いています。自分の書いた小論文が、採点者から見てどのような評価になるか確認したい方は、ぜひこの模試を受けてみてください。
駿台代ゼミ 早大入試プレ・慶大入試プレ
「早大入試プレ」と「慶大入試プレ」は駿台と代ゼミが共催している模試です。いずれも12月に1回ずつ開催されます。
2つの予備校が持っている早稲田大学・慶應義塾大学のデータを元にして問題が作られています。問題の質はかなり高く、実際の入試と同じ問題が出た年度もあるようです。早稲田大学や慶應義塾大学の受験に向けて、本番レベルの演習を行いたい人に最適の模試です。
東進 早慶上理・難関国公立大模試
東進の早慶上理・難関国公立大模試は、先ほども紹介しましたが、難関私立大学を受ける人にとってもおすすめの模試です。対象となる難関私立大学は以下の通りです。
- 早稲田大学
- 慶應義塾大学
- 上智大学
- 東京理科大学
早稲田大学と慶應義塾大学の模試は他の予備校も実施していますが、上智大学や東京理科大学も対象にした模試は東進のみの開催です。これらの難関私立大学を目指しているのであれば、ぜひ受けておきたい模試といえるでしょう。
東進 有名国公立私大模試
こちらも、先ほども紹介しましたが、東進の有名国公立私大模試は以下の私立大学の受験を考えている方にもおすすめの模試です。
- 明治大学
- 青山学院大学
- 立教大学
- 法政大学
- 中央大学
- 関西学院大学
- 関西大学
- 同志社大学
- 立命館大学
- 日本大学
- 東洋大学
- 駒澤大学
- 専修大学
- 京都産業大学
- 近畿大学
- 甲南大学
- 龍谷大学
- 学習院大学
- 芝浦工業大学
- 成蹊大学
- 成城大学
- 明治学院大学
- 日本女子大学
- 国際基督教大学
- 南山大学
- 西南学院大学など
MARCHや関関同立を対象にした模試はなかなかありません。そのため、上記の私立大学を受験する予定の人に向いている模試といえます。
私立大学のみを受験する場合、共通テスト形式の模試は受けないという方もいるかもしれませんが、この模試はぜひ受けてみてください。MARCHや関関同立の入試に似た形式、似た難易度の問題を解くことで、よい練習になるはずです。
まとめ
今回は、各予備校が行っている模試を志望校別に紹介しました。
主な模試のスケジュールは以下になります。
2023年度 主な模試スケジュール
4月 | 4/23(日) | 東進第2回共通テスト本番レベル模試 |
---|---|---|
4/30(日) | 河合塾第1回全統共通テスト模試 | |
5月 | 5/7(日) | 第1回駿台atama + 共通テスト模試 |
5/14(日) | 河合塾第1回全統記述模試 | |
5/28(日) | 第1回駿台記述模試 | |
7月 | 7/16(日) | 第2回駿台atama + 共通テスト模試 |
7/30(日) | 河合塾第2回全統共通テスト模試 | |
8月 | 8/13(日) | 代ゼミ第1回大学入学共通テスト模試 |
8/20(日) | 東進第3回共通テスト本番レベル模試 | |
9月 | 9/10(日) | 第1回駿台・ベネッセ大学入学共通テスト模試 |
9/24(日) | 第2回駿台記述模試 | |
10月 | 10/8(日) | 第2回駿台・ベネッセ記述模試 |
10/15(日) | 河合塾第3回全統記述模試 | |
10/22(日) | 河合塾第3回全統共通テスト模試 | |
10/29(日) | 第3回駿台・ベネッセ大学入学共通テスト模試 | |
11月 | 11/5(日) | 代ゼミ第2回大学入学共通テスト入試プレ |
11/19(日) | 河合塾全統プレ共通テス | |
12月 | 12/10(日) | 駿台atama + プレ共通テスト |
12/17(日) | 東進第4回共通テスト本番レベル模試 |
難関大学を受ける人は、これに加えて大学別模試も受けると良いでしょう。
模試を受けることには多くのメリットがありますが、模試の受けすぎは良くありません。なぜなら、復習や解き直しに割く時間が足りなくなってしまい、受けっぱなしになってしまう危険性があるからです。
模試は1〜2ヶ月に1回受けるのが理想です。自分に合う模試はどれなのかを考えたうえで、模試の受験計画を立てるようにしましょう。その際は、今回の記事や上記の模試スケジュールを参考にしてみてくださいね。
また、模試の結果で一喜一憂しないように気をつけましょう。模試はあくまでも現状の実力を知るために受けるものです。結果が良くても慢心はせず、そして悪くても落ち込みすぎないようにしてください。大切なのは、改善点を把握して前に進むことです。
模試を受けることで、自分の現状がわかり今後の受験勉強の参考になります。モチベーションを保つことにも役立つはずです。受験生が受験勉強をするときには、うまく模試を活用するようにしましょう。
模試の活用法については以下のページでも解説しています。
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