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大学生におすすめなバイトを徹底解説!おすすめの職種と選び方のポイント

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授業やサークル活動といった大学生活に慣れてくると、次はアルバイトを始めることを考える学生は多いと思います。

実際、現役大学生のうち、バイトをしている・したことがある人の割合は8割以上ともいわれています。
バイトの内容次第では、お金を稼げるだけでなく、学生のうちから社会経験を積めたり、将来につながる知識を得られたりと、たくさんのメリットがあります。

時間の限られた大学生活の中、せっかく始めるなら自分のためになるバイトを選びましょう。

参考:大学生が就職活動を意識してアルバイトをすることのメリットとは | マイナビキャリアリサーチLab

バイトをするメリット

バイトを通じて得られるメリットはさまざまです。一つずつ見ていきましょう。

お金を稼げる

当然ですが、バイトをすれば働いた分だけお金を稼ぐことができます。

単純にお金が得られるというだけでなく、労働の対価として給料を得るという経験を学生のうちにしておくことは、これから社会の一員として働き自立していくことを見据えたときに必要な感覚を養ってくれるでしょう。

大学生にしかできない体験ができる

大学生のバイトだからこそできることとして、さまざまな仕事に挑戦しやすいということが挙げられます。

学生バイトという立場は、社員よりも責任が重くなく、失敗が比較的許されやすい立場です。

もちろん無責任にはできませんが、その強みを活かし、「できるか分からないけどやってみたい」「どんな仕事か見てみたい」といった興味を持てる仕事にどんどんチャレンジしてみるとよいでしょう。チャレンジした結果自分に合っていれば続けていけばよいですし、合わないと気づけたならその反省を次に活かせます。

社会性を身につけられる

バイトを始めると、多くの場合、幅広い年齢や立場の方々と接することになります。これは大学の中だけで過ごしていては得がたい経験です。
職場の先輩や上司に対する接し方、お客様に対する言葉遣いなど、実践的なコミュニケーションを通じて社会に出た時に必要になる最低限のマナーを学生のうちに身につけておくと、就職してからも役に立つでしょう。

就職活動に有利になる

就職活動における「学生時代に力を入れたこと(通称:ガクチカ)」として、アルバイト経験を挙げる学生は多いです。バイトを通して培った社会性働くことを自分事として捉えられる感性は、企業に対して有効なアピールになります。

また、バイト先の上司や先輩は、社会人として就活を含めた将来の話をしてくれる貴重な存在です。家族には聞きづらいことや、同世代の友人同士では解決が難しいことも、バイト先の先輩たちになら相談できるということがあります。「社会人の知り合い」がいることは、学生同士の交流とは違う見識を広げてくれ、社会に出る準備をするために役立つでしょう。

参考:大学生が「バイト」をすることで得られるメリット4つ|DOMO+(ドーモプラス)

参考:大学生が就職活動を意識してアルバイトをすることのメリットとは | マイナビキャリアリサーチLab

大学生におすすめなバイト

一口にアルバイトといっても、世の中にはさまざまな仕事があります。上で挙げたようなメリットが得られる、大学生におすすめのバイトについて紹介していきます。

塾講師・家庭教師

塾講師・家庭教師は、比較的給料が高いこともあり、大学生に人気のあるバイトです。

生徒に勉強を教えるためには、基本的に「生徒の学力向上」という目的を目指して、現状を正確に把握し最適な指導法を考える必要があります。この目的から手段を逆算する思考法は仕事においても役立ちます。

また、自分の考えなどをきちんと生徒に伝えるためには、コミュニケーション能力が必須です。「自分の考えていることを相手にわかりやすく伝える」というスキルは、基本中の基本でありながらどんな場面でも必要になる、身につけて損はないスキルです。

飲食店のスタッフ

飲食店でのアルバイトは、接客を通じてさまざまなお客様に対して失礼なくふるまうコミュニケーション能力を身につけることができます。

このような対人スキルは、社外の人と接することが仕事になる営業職はもちろん、社内の人と円滑な人間関係を築くことが必要になる事務職など、幅広い職種で将来的に役に立ちます。

また、お客様の対応だけでなく、他のスタッフとの連携も重要になります。他のスタッフの動きを含め周りをよく見て、臨機応変に自分ができることを探して動くことが、お店全体をスムーズに動かすことにつながります。

周囲をよく見る力と臨機応変な対応力は、どのような立場・シチュエーションにおいても持っていて損はしないスキルです。

ちなみにですが、飲食店でのアルバイトは多くの場合、賄いの食事がついてきます。お金を稼ぎながら食費を節約できるのもメリットといえるでしょう。

高級料亭のホールスタッフ

自分ではなかなか利用できないような高級料亭にも、アルバイトとしてなら入ることができます。

未経験でもOKな求人は、いわゆる「中居さん」と呼ばれる配膳担当が多いです。中居さんとして働くためには、着物での歩き方や姿勢からさりげない言葉遣いまで、高級感を損なわない美しい所作を身につけることになります。一度身につけた所作は日常生活でもにじみ出るもの。きっと大切な財産となるでしょう。

高級料亭に求められる接客は、街の飲食店とは一味違うトップクラスのものです。トップレベルのおもてなしを学生のうちから間近で見ることができるのは、実際に働いている人だけの特権です。目上の人間への接し方として少しでもそのおもてなしスキルを身につけることができれば、今後の人生で必ず役に立つでしょう。

インターンシップ

インターンシップとは、学生が入社する前に実際に企業での仕事を体験してみる「就業体験」のことです。体験する内容や期間は企業によってさまざまです。

このインターンシップに参加することも、アルバイトの一種といえます。

同じインターンシップでも、大手企業とベンチャー企業ではそれぞれ得られるメリットが異なります。

大手企業のインターンシップ

大手企業のインターンシップに参加するメリットは、大手企業特有の大規模なビジネスに内側から触れられる点です。普段顧客として受け取っている商品やサービス、広告などの目に見えるものの裏に、どのような業務がどれだけ隠れているのかを知ることができます。

また、自社だけでなく子会社や下請け会社などとの連携もあったりすることから、業界の全体像やそれぞれの企業の立ち位置についても把握できる機会があるでしょう。その業界での就職を志望している場合は、業界研究を深めるためにも役立ちます。

ベンチャー企業のインターンシップ

新しい技術や新しいビジネスアイデア・モデルに挑戦する、比較的新しい企業のことをベンチャー企業と呼びます。社員数が少ない分社長を含めた社員間の交流が密である場合が多いことや、企業としての成長過程にあるため仕事のやり方などに変化が多いことが大手企業との違いになります。

ベンチャー企業でインターンシップに参加するメリットは、ベンチャー企業のスピード感のある文化に実践を通じて触れられる点です。

少ない人数の中、誰かに教えてもらうのではなく社員と一緒に営業やマーケティングなどの業務に実際に従事することで、「どんなふうに仕事を進めていくのか」ということを身をもって知ることができます。

一般的に、大手企業に比べて均一的な研修制度がなかったり、整っているところが少なかったりするベンチャー企業だからこそ、実践的な経験を積みながらより自分で考え行動する主体性を鍛えることができるのです。

実践的な経験は、就職活動におけるガクチカを作るときも役に立ちます。自ら率先して動き、実際に成果を残し企業の売り上げに貢献できれば、インターンシップに参加していた企業の選考に臨む際にはもちろん、他の企業の選考においても強みとなります。

参考:アルバイトのメリットは?就活への生かし方も解説 | Indeed (インディード)

参考:【圧倒的に成長できるバイト】大学生におすすめのアルバイトは?今しか経験できないことは?

参考:料亭バイトで高時給求人の特徴とは? 日本最高峰のおもてなしスキルをGETせよ! バイト・お仕事コラム|バイト・仕事を楽しむキャリアマガジンCareer Groove by おすすめディスカバイト

参考:大手企業のインターンに参加するメリットとは?注意点や探し方も解説|インターンシップガイド

参考:ベンチャー企業のおすすめ長期インターンってどこ?おすすめインターンや参加するメリットを解説! | ココシロインターン

バイトする際の注意点

ここまでは、大学生がアルバイトをするメリットについて話してきました。

「どうしようか迷っていたけど、やっぱりバイトをしたい!」「大学生になったらバイトを始めよう!」と心を決めた人もいるのでしょうか。

しかし、何事にも気を付けるべき点があるものです。楽しく安全にバイトを続けていくためにも、いくつかの注意点を把握してからバイトを始めましょう。

学業をおろそかにしない

学生の本分は学業です。そのことを忘れてはいけません。バイトに夢中になるあまり、授業に遅刻や欠席をすることが増えたり、提出物が期限までに終わらなかったりなどと学業に支障が出てしまっては元も子もありません。

学業をおろそかにしないためには、アルバイトに関してマイルールを定めておくとよいでしょう。

たとえば「月に5万円稼ぐ」と目標金額を設定したり、大学の時間割に合わせて「週に3日働く」と出勤日数を先に決めたりしておくことで、無理なくバイトを続けられるようにします。

いざ始めてみると思った通りにいかない部分も出てくると思いますが、あくまで学業をおろそかにしない大学生活を送るために、基準をあらかじめはっきりさせておくことは大切です。

闇バイトには気をつける

「闇バイト」と呼ばれる犯罪行為に巻き込まれてしまう大学生がいます。

「楽な仕事で高額な報酬を受け取れる」というような誘い文句で若者を勧誘し、強盗や特殊詐欺などの犯罪に加担させる手口がよくあります。勧誘は、知人から持ちかけられることもあるようですが、SNSを含むインターネットでの募集も盛んに行われているようです。

「バイト」とついてはいますが、闇バイトはアルバイトではなく犯罪です。巻き込まれた場合、たとえ自分のしたことの実態を知らなくても、加害者として逮捕されてしまう危険性があります。

「荷物を運ぶだけ」「指定の場所に行くだけ」といった簡単に聞こえる内容で異様に高額な報酬が提示されていたり、聞こえのよい言葉だけが並べられていて仕事の詳細がぼかされていたりなど、少しでも怪しい部分があると感じたら、距離を置きましょう。

また、闇バイトとまではいえないかもしれませんが、ネットワークビジネス(マルチ商法)と呼ばれるものの悪質な勧誘行為にも気をつけましょう。

ネットワークビジネス(マルチ商法)とは一般的に、高額な商品(化粧品や飲食物など)を売りつけると同時にその相手を同じ商品の売り手として勧誘し、勧誘した相手が他の誰かに商品を売るとその儲けの何割かが自分の儲けになる、という仕組みで「知り合いを勧誘すればその後は不労所得が手に入る」と謳うビジネスです。

ネットワークビジネス(マルチ商法)は、その販売方法自体は違法ではありません。しかし、勧誘の際に説明されるほど簡単に儲けられることはなく、知識に乏しい大学生を言いくるめるような人もいます。「何人かに商品を紹介すればあとは勝手にお金が入ってくる」などという甘い言葉に惑わされないようにしましょう。

ちなみに、よく似た構造のものとしてねずみ講と呼ばれるものがあります。ネットワークビジネスが形のある商品の販売を目的としていることになっているのに対し、ねずみ講では金品などの形のないものの配当が目的であるという点で異なります。ネットワークビジネスはグレーといわれていますが、ねずみ講はれっきとした犯罪なので、より注意しましょう。

「103万円の壁」

年収が103万円を超えると税制上の取り扱いが変わる(2024年9月時点)ことから、「103万円の壁」と呼ばれるラインがあります。学生にとっては、この壁は二つの意味を持ちます。

所得税が発生する

年収が103万円を超えると、自身の収入に所得税がかかります。そのため、手取りが稼いだ額よりも少なくなってしまいます。

扶養控除から外れ扶養者の税金が増える

親などの扶養に入っている場合は、扶養を外れることになります。そうなると、扶養者の税金負担が増えてしまいます。

つまり、年収が103万円を超えてしまうと、手元に残るお金がかえって少なくなってしまうかもしれないのです。

手元に残るお金について、具体的な数字を見ていきましょう。

所得税を計算する際には、まず「控除金額」を年収から引きます。給与収入にかかわる控除金額は「基礎控除」48万円と「給与所得控除」55万円を足したものになり、引き算をして残った金額(「課税所得」)に対して所得税率をかけることで所得税を算出します。

・給与年収103万円の場合
103万円-基礎控除48万円-給与所得控除55万円=0円
→課税所得がゼロ=所得税が発生しない

このように、年収103万円以下の場合は所得税が発生しないため、稼いだ分がすべて自分の給料として手元に入ります。

・給与年収110万円の場合
110万円-基礎控除48万円-給与所得控除55万円=7万円
→課税所得7万円×所得税率5%=0.35万円の所得税が発生

一方、もう少し頑張って稼いだ結果、上記のように年収110万円になると、そこから3,500円を所得税として納めなければなりません。金額としては微々たるものかもしれませんが、嬉しくはありませんよね。

さらに、親の扶養から外れてしまうことによって、親が払う税金に「扶養控除」が利用できなくなり、年間約5万円〜17万円高くなってしまいます(正確な金額は親の年収によります)。

したがって、場合によっては103万円を上回った分の収入以上の金額を税金として納めなければならなくなってしまう可能性もあるのです。

うっかり103万円を超えてしまわないためには、「一か月のバイト代は8万円程度」というように目安をもっておくとよいでしょう。8万円×12か月=96万円となり、月によって多少前後してもおおよそ103万円以下におさまります。

年収とはその年の1月から12月までの収入の合計なので、年末が近づいてから突然「今年はこれ以上シフトを入れられない!」といった事態に陥らないように、自分の収入を管理しておきましょう。

労働条件の確認

アルバイトであっても、労働条件を明記した「労働条件通知書」が必ず渡されます。労働条件通知書には、賃金や昇給の有無、主な業務内容、休日休暇に関することなど、働くにあたってお互いがきちんと理解しておくべきことが書かれています。書類には必ず目を通し、不明な点があった場合は働き始める前にしっかり確認しておきましょう。

ちなみに、労働条件通知書はバイト先から一方的に渡されるものですが、労働条件にお互い合意したことを確認するために「雇用契約書」を作成する場合があります。雇用契約書には署名と捺印を行います。こちらの作成は任意なので、作成しなかったとしても問題はありません。そのため、「判子を押したりしなかったけど平気かな?」という心配はしなくても大丈夫です。

参考:バイトと勉強は両立できる?ポイントをつかんで充実した学生生活を! | Indeed (インディード)

参考:【Z世代の闇バイト実態調査】大学生の約4割が闇バイトに勧誘された経験あり|株式会社ペンマーク

参考:学生バイトにとっての103万円の壁とは?自分の税金、親の扶養の関係を解説│#タウンワークマガジン

参考:学生アルバイトの「103万円の壁」について説明します | 株式会社くれない

参考:労働条件通知書・雇用契約書とは【見本付き│アルバイト・パート向け】│#タウンワークマガジン

まとめ

今回は大学生のアルバイトについて、バイトをするメリットやおすすめのバイト先を中心に解説してきました。

勉強、サークル活動と並んで大学生活の重要な要素になり得るアルバイト。

大学生だからこそ経験できることや、大学生のうちに経験しておきたいことはたくさんあります。

せっかくならただお金を稼ぐだけでなく、有意義な時間になるように、自分に合った理想の職場や働き方を見つけてください。

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