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インターンシップの選び方は?探し方や注意点についても解説

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インターンシップ(通称:インターン)は、学生にとってキャリアを築く大きなチャンスです。

しかし、どのようなインターンシップを選べばよいか、どこで探すべきか、注意すべき点は何かといった疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、インターンシップの選び方から、探し方、応募時の注意点まで、成功するためのポイントを詳しく解説します。自分に合ったインターンシップを見つけ、実りある経験を積むための第一歩を踏み出しましょう。

そもそもインターンシップに参加する目的は?

インターンシップに参加する目的はいくつかありますが、インターンシップの目的やメリットを正しく理解することで、インターンシップ選びの方針が定まり、自分にとって納得のいくキャリアの第一歩を踏み出すことができます。

こちらではその目的について3つのポイントにまとめて詳しく解説します。

インターンシップを有意義に活用するために、目的をしっかりと把握しましょう。

実務経験と専門スキルの習得、業界への理解

インターンシップの主な目的は、専門的な業務に関わり、実務経験を積むことです。大学では理論などを学んではいるかもしれませんが、そうした通常の授業では得られない実務的な知識やスキルを身につけることができます。実務経験を通じて、会社の日々の業務の流れや業界の特性について深く理解することができるため、貴重な学びの場となるでしょう。

例えば、マーケティングやエンジニアリング、デザインなど、実務を通して経験することで、将来のキャリアでも活用できる高度なスキルを習得できます。

アルバイトとの違いは、インターンシップの場合、社内のプロジェクトや課題解決に取り組む機会が多い点が挙げられます。社会人として就職してから取り組む仕事内容と近いことの経験を積んだり、就職してから必要となるスキルを磨いたりすることができるでしょう。

企業・業界内とのネットワーキングと人脈作り

インターンシップでは、志望する業界の社員や同じ志を持った学生と直接関われる機会がたくさんあります。そのため、将来の人脈作りができる点がメリットの1つでもあります。

インターンシップで得られる先輩社会人、同期の学生たちとのネットワークは、就職活動や今後のキャリアの形成において非常に価値があるでしょう。

アルバイトでできる人脈は、一緒に働いている他のアルバイトの方であることが多いですが、インターンシップでできる人脈はより会社の中枢業務を担当する正社員の方であることが多く、就職してから関係を持つような人たちとのネットワークを築くチャンスが増えるでしょう。

就職活動の有利なアピールポイント

インターンシップで得た経験は、就職活動時に強力なアピールポイントとなります。

また、インターンシップを実施している企業は、インターンシップを通じて実際に業務を経験した学生を評価しやすく、そのまま採用につながるケースも少なくありません。

インターンシップを経験した事実は、アルバイトに比べて、業界特有の知識やスキルを証明しやすいため、採用担当者に与える印象が異なります。

アルバイトでは、関わることのできる業務に制限があり、ルーティン業務などに取り組むことが多いと思います。業界に特化した実績や知識を証明することが、インターンシップに比べると難しいでしょう。

そして、インターンシップでの活躍が評価されれば、インターン先の企業の早期選考に選ばれるケースもあります。就職を希望する企業でインターンシップがある場合は積極的に応募することをおすすめします。

参考:インターンシップの目的とは?目的の決め方や重要性を解説 | 就活ならOfferBox=オファーボックス|企業からオファーがくる

参考:インターンシップの目的とは? 応募書類の作成4ステップと例文も解説 | PORTキャリア

インターンシップの選び方

自分の興味や将来の目標に合ったインターンシップを選ぶことで、より有意義な学びや経験を得ることができます。しかし、どのインターンシップを選ぶかは非常に重要で、業界や職種、長期か短期かなど、さまざまな要素を考慮する必要があります。

こちらではそんなインターンシップの選び方を紹介します。紹介した内容をもとに、希望することとマッチするプログラムを見つけ、積極的に応募していきましょう。

実施期間で選ぶ

インターンシップの期間は、参加する目的によって重要な要素となります。

たとえば、社会人経験を積みたいという目的であれば、業務を深く理解し、実務経験を積むことができる長期のインターンシップを選ぶとよいでしょう。また、志望する会社や業界の全体像が知りたい場合は、短期のインターンシップでも問題ないでしょうし、短期であればより複数のインターンシップにも参加できたり、その他の活動にも従事しやすいでしょう。

以下に実施期間別のインターンシップの特徴を紹介しますので、参考にしてみてください。

なお、インターンシップは短期・長期に関わらず、大学1、2年生でも参加することができますので、気になる方はぜひ参加してみてください。

  • 短期インターンシップ(1日〜2週間程度):
    短期インターンシップは、 短期間で業務の一部を体験できる内容です。長期休暇だけでなく、忙しい学期中を利用して参加しやすいというメリットがありますが、仕事に深く関わり充分な実務の経験を積むには限界があります。

    そのため、主に就活準備として、業界の理解やインターン先の企業文化(企業の価値観、社風、仕事の進め方など)を学ぶために適しています
  • 長期インターンシップ(1ヶ月以上):
    長期インターンシップは、社会人としてのスキルや仕事の流れを実感できるため、深い経験が得られます。特に、社会人経験を積みたい・専門的なスキルを向上させたいというケースに最適です

    また、継続して同じ企業でインターンを続けることで、チームの一員として実績を作り、インターン先での就職活動にも有利になることがあります。

業界や企業で選ぶ

インターンシップを選ぶ際、自分が将来進みたい業界や企業を基準に選ぶことが重要です。まず、自分の興味やキャリアの方向性を明確にし、それに合った業界・企業を軸に探してみましょう。

また、気になっている分野があればインターンシップを通じて、自分にあっているかどうかなどを確かめることができたり、成長している業界・企業で経験を積めば日々の変動の中で応じながら動いていく激動的な経験を積むことができたり、将来のキャリアに活かせる貴重な経験を得られます。

  • 自分が興味のある業界・企業:
    IT業界、製造業、金融業界、広告業界など、興味のある業界のインターンシップに参加することで、その業界特有の仕事の流れや求められるスキルについて理解を深めることができます。また、興味のある企業のインターンシップに参加することができれば、就活へのモチベーションを高めることができるでしょうし、その企業に後々入社できた際に活かせる仕事の経験値を先に積むことができます。また、「いざインターンしてみたら思っていたのと違った」というような判断もできるかもしれませんので、積極的に参加していきましょう。
  • 成長している業界・企業:
    AI、デジタルマーケティング、再生可能エネルギーなど、今後成長が期待される業界のインターンシップに参加すると、世の中の変化や動きを感じやすく、貴重な経験になるでしょう。また成長企業では、さまざまな業務に携わる機会が多く、自己成長を促進するチャンスも豊富です。個々人の会社への影響度が比較的大きいのも、成長企業で働くことの面白さの一つかもしれません。

職種・仕事内容で選ぶ

インターンシップは、業界や企業だけでなく、職種や仕事内容を観点に選んでもよいです。自分が将来進みたい職種や必要なスキルを身につけられるインターンシップを選ぶことが重要です。

【以下一例】

  • 営業職のインターンシップ:
    営業職を目指す場合、営業の現場を体験できるインターンシップに参加するとよいでしょう。

    職種柄から、コミュニケーション能力や交渉力、提案力などが求められるため、インターンシップを通じてさまざまな仕事でいずれ必要となる実践的なスキルを身につけることができます。
  • エンジニア職のインターンシップ:
    IT業界やエンジニアリング分野を目指す場合、プログラミングやシステム設計、開発の実務を経験できるインターンシップを選ぶと、スキルを磨くことができます。

    特にプログラミングやデータ分析を中心とした仕事内容は、インターンシップ中に学びながら実務に直結したかたちでスキルを習得することができます。
  • マーケティング職のインターンシップ:
    マーケティング職を目指す学生は、広告運用や市場調査などの業務を学べるインターンシップに参加することで、実務に即した知識を得られます。

参考:インターンの職種と仕事内容まとめ【大学生必見】

参考:インターンシップの上手な選び方や探し方とは?情報の集め方や応募方法まで解説 | 新卒のスカウト型・オファー型就活ならdodaキャンパス

参考:【インターンの選び方】選ぶ際の注意点と見つけ方を紹介 | 就活の未来

インターンシップの探し方

自分に合ったインターンシップを見つけるためには、正しい探し方を理解しておくことが必要です。インターンシップの探し方は、さまざまな手段がありますが、おすすめの探し方をこちらでは紹介します。

ぜひ参考にして、効率的に希望の業界や職種のインターンシップ情報を探してみてください。

自分のネットワークを活用する

知人や大学の教授、先輩などの自身のネットワークを活用することで、推薦や紹介を受けられる場合があります。企業によってはインターンシップ情報を公開していない場合もあるため、「紹介枠」を利用できると非常に有利です

また、同じ学部や学科の先輩がインターンシップ経験を持っている場合、その経験をシェアしてもらうことで、具体的なアドバイスや情報を得られることがあります。

日頃から築いている人間関係を活用し、希望に合ったインターンシップに出会えるよう積極的に動いていきましょう。

大学のキャリアセンターを活用する

多くの大学には、「キャリアセンター」というものがあり、インターンシップの情報提供や紹介サービスを行っています。

なかにはキャリアセンターを通じて、大学独自のインターンシッププログラムや企業とのつながりを利用できることもあります。インターンシップについてまだ知識がなくても、専門のアドバイザーがサポートしてくれるため、初めてインターンシップを探す人にも安心でしょう。

インターンシップをしたい企業のサイトをチェックする

インターンシップを希望する企業がすでにあれば、まずはその企業のサイトを確認しましょう。

サイトには、インターンシップの詳細情報や応募要項が掲載されていることがあるため、最新の情報を把握することができます。

また、応募方法や求められるスキルなどについても、直接サイトで確認できることもあります。

もしサイトで必要な情報が見つからない場合は、企業に直接問い合わせてみるのも1つの手段です。電話やメールを使って、インターンシップの実施の有無や詳細、募集状況などを尋ねることで、より正確な情報を得ることができます。

さらに、このようなアプローチによって、企業側に対して積極的な姿勢をアピールできれば、インターンシップや就職活動で有利に働くこともあるかもしれません。

サイトやアプリを利用する

インターンシップを探すためには、特定のサイトやアプリを利用するのも便利です。サイトやアプリを使うことで、インターンシップ情報を業界や地域ごとに絞り込んで検索できるため、忙しい方でも非常に効率的にインターンシップを探すことができるでしょう。

これからインターンシップを探すという方は、ぜひ参考にしてみてください。

LinkedIn

LinkedInは、世界中の企業や業界の情報を得ることができるビジネスSNSです。

企業のページをフォローし、インターンシップ募集の情報を得ることができます。

また、自己PRとしてプロフィールを充実させられれば、企業担当者のような人の目に止まりやすくなり、インターンシップのチャンスを広げることが可能です

LinkedInでは、仕事やキャリアに特化したSNSのため、ビジネス関連のつながりや求人情報が豊富です。そのため求めるスキルや経験に基づいた求人情報が提供されるため、効率的にインターンシップを探すことができます。

Wantedly

Wantedlyは、企業のカルチャーや働く環境に焦点を当てた求人サイトです。

企業がインターンシップの募集を投稿すると、企業のビジョンや雰囲気を理解しやすい仕様になっているため、インターンに参加したら自分がどのような職場で働けるのかを具体的にイメージしやすいのが特徴です。

また、メッセージ機能を通じて企業に直接アプローチできるため、積極的に自己PRができる場も提供されています。

リクナビ

リクナビは、インターンシップを含むさまざまな求人情報を提供する大手求人サイトです。

企業から直接募集されるインターンシップの情報が豊富で、業界別や職種別に検索できるため、自分の興味に合ったものを見つけやすいです。

また、リクナビ独自のイベントや説明会への参加が可能で、他にもエントリーシートの書き方や面接対策など、就職活動全般に役立つ情報やサポートを提供しているため、積極的に活用したいプラットフォームです。

マイナビ

マイナビは、多くの学生や企業が活用する就職情報サイトです。

業界で絞って検索できたり、特定の企業を指定して検索できたりするため、希望する条件に合ったインターンシップを簡単に見つけることができます。

また、応募書類の添削や面接対策を提供するサービスもあり、インターンシップ応募の際にサポートを受けられる点が便利です。

参考:LinkedIn(リンクトイン)とは?使い方と活用方法を解説【2024年最新版】

参考:インターンの探し方は?目的に応じた選び方も解説 – リクナビ就活準備ガイド

参考:転職の新定番!3分でわかる『Wantedly』ってなに?

参考:【マイナビとは?】特徴やオプション、掲載料金&2025卒→2026卒の仕様変更点まとめ

インターンシップ応募の際の注意点

選考の有無と準備

インターンシップには選考がある場合があるため、選考プロセスに備えてしっかり準備することが重要です。履歴書やエントリーシートの内容は、自己PRや志望動機が企業の求める人物像と合致するように作りこみましょう。

また、面接がある場合は、企業や業界に関するリサーチを事前に行い、質問に答えられるように準備しておくことが大切です。選考の有無や流れは企業によって異なるため、募集要項をよく確認し、早めに準備を始めましょう。

学業との兼ね合い

インターンシップに参加する際は、学業とのバランスを取ることが非常に重要です。特に、試験期間や重要な授業が重ならないよう、インターンシップの期間や勤務時間を事前に確認しましょう

長期インターンシップを選んだ場合、学業の進行に支障が出ないよう、時間管理を意識する必要があります。もしインターンシップ期間中に試験やレポート提出がある場合、企業側に事前に相談し、柔軟な対応が可能かどうかを確認しておくと安心できるかもしれません。

無理なく続けられるインターンシップを選ぶことができれば、学業と並行して効率よく経験を積むことができます。

インターンシップの内容と業務量

インターンシップの内容や業務量をよく確認することも、参加前に重要な注意点です。

自分のキャリア目標に合った業務が経験できるかどうか、また、どのようなスキルが得られるのかを明確にしておくべきです。

また、業務量が多すぎると、学業やプライベートとのバランスが取れなくなる可能性があるので、業務量や拘束時間も確認する必要があるでしょう。

特に、インターンシップの内容が自分の希望と合わない場合、早い段階で他の業界や企業の選択肢を考えることも重要です。途中辞退ができるかどうかは企業によって異なるため確認が必要ではありますが、もし内容が合わない場合は、早期に企業と相談し、次の選択肢を検討することが賢明です。

仕事内容が自分の望む成長につながるものであるかを確認し、できれば無理なく取り組めるインターンを選べるとよいでしょう。

報酬の確認

インターンシップには、報酬が支給されるものとそうでないものがあります。応募前に報酬の有無や交通費支給の有無を確認しておくことも重要でしょう。特に、長期のインターンシップの場合、報酬や交通費が出ないと経済的な負担がかなり大きくなるかもしれないので注意しましょう。

報酬がない場合でも、学びの機会や経験値をどの程度得られるかを考慮することが大切です。

交通費や福利厚生に関しては、事前に確認し、必要な場合は企業側に質問をすることで、後々のトラブルを避けられます。

まとめ

インターンシップは、将来のキャリアに大きく影響を与える貴重な経験です。選び方や探し方には注意が必要で、自分の目的に合ったインターンシップを選ぶことが成功の鍵となります。

まず自分の歩みたいキャリアや将来プランを考え、どのような経験を積んだりスキルを磨いたりする必要があるか考えましょう。

こちらの記事で紹介したようなインターンシップの探し方を活用し効果的にインターンシップを見つけましょう。そして応募前には、内容や報酬、学業との調整も確認し、慎重に選びましょう。

この記事で紹介したことを参考にして、インターンシップを通して有意義な経験をしてみてください。

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