
「Re受験生は恋愛をしてもいい?」
「高校時代からいる恋人とはどう付き合うべき?」
など、Re受験生の恋愛についてはさまざまな悩みや疑問があると思います。
本来Re受験は、現役時代に大学受験で望ましい結果を出せず、自分の理想の将来のために再度受験に挑戦する期間です。
しかし、「恋心」というものは、頭で考えて排除したりコントロールできたりするものでもないでしょう。
例えば、周りで一緒に頑張っているRe受験生に恋愛感情を抱いてしまうみたいなこともあるかもしれません。
この記事では、Re受験生の恋愛事情について紹介します。
「Re受験生が恋人を作るのは、どんな良いことがあってどんな悪いことがあるのか?」
「現役時代から付き合っている恋人がいる場合はどう付き合えばいいのか?」
などが気になっているRe受験生に必見の内容を紹介しているので、ぜひご覧ください。
Re受験生が恋人を作るデメリット

Re受験生の本分は“勉強”なので、Re受験期に恋人を作ることは控えた方がよいと考えている人も多いでしょう。
まず、Re受験生が恋人を作ることのデメリットから見ていきたいと思います。
勉強する時間が減ってしまう可能性が高い
Re受験期は、第一志望の大学に合格するために勉強に集中する期間です。恋人を作ると、本来勉強するべき時間の一部が恋人との時間になってしまい、勉強時間が減る可能性が高くなります。
Re受験生によっては、恋人のことばかりを考えてしまって勉強に集中できなくなってしまうこともあるでしょう。そのようになってしまっては、志望校合格からどんどん離れていってしまいます。
「恋人に夢中になりすぎてRe受験に失敗してしまった…」
そのようなことはあってはなりません。
恋愛は大学生になってからでも十分に楽しめるので、無理してRe受験期間に恋愛を楽しむ必要もありません。Re受験期間に恋人を作るということは「恋人に時間を使う分、勉強に使う時間がなくなる」ということであると、しっかり理解しておきましょう。
失恋した場合に落ち込んで勉強に集中できなくなることがある
Re受験期間中に恋人を作っても、思ったように関係を築けずに別れてしまう場合もあります。失恋の仕方によっては、深い傷を負ってしまうかもしれません。
e-ventsの調査によると、男女ともに半数近くの人が失恋から立ち直るために3か月以上かかるという結果が出ています。
約1年しかないRe受験期間において、“3か月”とはその4分の1を占めます。それほどの期間、失恋したことを引きずって勉強に集中できなくなってしまうのは、Re受験生にとってかなりダメージが大きいです。
場合によっては失恋してもすぐに立ち直れるかもしれませんが、反対に失恋をしてからそのまま受験本番まで引きずり続けてしまう人もいるでしょう。
「失恋してしまったせいでRe受験に失敗した」
というようなことは避けたいでしょう。
筆者の友人にも、Re受験期間に作った恋人に振られてしまったことがきっかけでRe受験勉強に身が入らなくなり、志望校に合格できなかった人が数人いました。
Re受験期間中に恋人を作りたいと思った場合は、「別れてしまった場合、それが原因で勉強に集中できなくなる恐れがある」こともしっかりと把握しておきましょう。
参考:e-vents「失恋しても前向きになれる方法がある!傷ついた心への処方箋」
Re受験生が恋人を作るメリット

一般的には、恋愛は受験生の勉強の妨げになると捉えられがちですが、実はメリットもあります。
Re受験生が恋人を作ることのメリットを見ていきましょう。
精神的な支えになる
人生において、恋人やパートナーの存在は自分にとって精神的な支えとなります。それは、Re受験生にとっても例外ではありません。
勉強していて辛いことがあっても、恋人が話を聞いてくれたり慰めたりしてくれることで、すぐに勉強への気持ちを取り戻し、前向きに進めるようになることもあります。
ただし、自分にとって恋人が精神的な支えになってくれるように、自分自身も恋人の精神的な支えになる必要があることも覚えておきましょう。
「自分ばかりが恋人に頼りきりで、一方恋人から頼られるのは拒む」という態度は、Re受験期間関係なしに、上手な恋人との関係の築き方であるとは決していえません。
そのため、「Re受験期間に恋人を作る」ということは、「自分にとって精神的な支えになってくれる存在がいると同時に、自分も恋人の支えにならなければならない」ということであると、覚えておきましょう。
良き競争仲間としてモチベーションアップにもつながる
恋人もRe受験に取り組んでいる場合は、良き競争仲間にもなってくれることでしょう。
勉強や模試の近況などを報告し合い、お互いに頑張っている様子を共有することで、モチベーションが高まります。
精神的な支えだけではなく、良き競争パートナーとして、相手に置いていかれないように、互いに高め合うように意識していれば、1人で勉強をするよりもモチベーションを高く保つことができるでしょう。
また「恋人と同じ大学に進学したいから頑張らないと!」などのような“恋人”も目標に関係している場合は、それがさらに勉強のモチベーションを上げてくれることもあります。
私の友人たちには、
「レベルの高い大学を狙っている恋人と同じ大学に合格したい!」
「現役で大学進学した恋人と同じ大学に行きたい!」
という目標を掲げて、めでたくRe受験を成功させた人もいました。
Re受験しながら恋愛する際におさえておくべきポイント

Re受験期間中に恋人を作ることは、上記のようにメリットとデメリットがあります。
しっかりとデメリットを把握したうえで、Re受験期間中に恋人を作る場合に押さえておきたいポイントを紹介します。
恋愛をしながらもRe受験を成功させるためには必ずおさえておきたいポイントなので、確認しておきましょう。
勉強を最優先にした関係を築く
「第一志望に合格する」や「悔いが残らないくらい勉強しきる」など、Re受験の成功の定義は人によって異なるかもしれませんが、一般的な「志望校に合格する」を成功の定義として話を進めます。
その際、一番意識しなければならないことは、「勉強を最優先」として恋人と関係を築くことです。特に、恋人が大学生の場合はより注意が必要でしょう。
恋人もRe受験生の場合は、状況が同じのためお互いの事情を理解しやすく、勉強を優先した関係が比較的築きやすいでしょう。
しかし、恋人が大学生の場合は、あまり会うことができなかったり、さらには恋人が大学生活を楽しんでいるところを目にしたり、ずれが生じやすいです。大学生である恋人の生活スタイルに引っ張られないように努力する必要もあるでしょう。
恋人がRe受験生の場合でも油断できません。「ちょっと息抜きするくらいはいいかな」とデートなどに行くこともあるかもしれませんが、それが重なってしまうと、「気づいたら、勉強するべき時間の大半を恋人と過ごす時間に費やしてしまっている」というような事態になりかねません。
恋人がRe受験生であっても大学生であっても、とにかく勉強を最優先にしたうえで関係を築くようにすることが大切です。
付き合い方のルールを決める
勉強を優先しなければならないRe受験生は、恋人との付き合い方のルールを決めることをおすすめします。
例えば、
「電話する時間を1日30分設けてそれ以外は連絡をしないようにする」
「会ってのんびりするのは2週間に1回にする」
などですね。
「いつ会うのか」、「どれくらい会うのか」のような、会う頻度や会う時間を決めておくとよいでしょう。
大切な恋人との時間ですから、つい長く時間を取ってしまいそうになります。しかし、恋人との時間を使いすぎてしまうと、勉強する時間がなくなってしまい、Re受験の成功からは遠ざかってしまう恐れがあります。
Re受験と恋愛を両立できるような付き合い方をするための、ルールを決めるようにしましょう。
特に恋人が大学生の場合は、Re受験生の生活について理解してもらうためにも、より丁寧に深く話し合っておくことをおすすめします。
ずっとは一緒に勉強しない
塾や予備校での授業以外の自習時間で、ずっと恋人と一緒に勉強することはあまりおすすめできません。
恋人だけではなく友達と勉強する場合もそうですが、誰かと勉強をすると、集中しづらくなってしまう恐れが大きくなります。誰かと一緒に勉強していると、つい雑談が弾んでしまったり、相手の些細な動きが気になってしまったりなど、集中が妨げられてしまう要因がたくさんあるのです。
そもそも、一緒に勉強する時間を取らないようにするか、「この曜日のこの時間のみは一緒に勉強する」のように、話し合って一緒に勉強する時間を制限するようにしましょう。
Re受験生の生活を理解してもらう(恋人が大学生の場合)
恋人が大学生の場合は、Re受験生の生活について理解してもらうようにしましょう。
特にRe受験を経験したことがない大学生が恋人の場合は、Re受験生の生活サイクルや精神状態がわからないことが多いです。そのため、Re受験が始まる頃に、Re受験生の生活や状態について理解してもらえるように話しておくことをおすすめします。
先ほど述べた通り、恋人は上手に関係を築くことで、Re受験期間の精神的な支えになりえます。そのため、大学生の恋人にはRe受験期間中に自分にどう接してくれると嬉しいのか、嫌なのかをしっかりと共有しておくとよいですね。
例えば、Re受験生によっては、「大学生の生活についてどんどん話してもらったほうがモチベーションが上がる」、反対に、「比較して落ち込んでしまうから大学生の生活は知りたくない」などのように、大学生活について聞いたときに感じることは異なるでしょう。
私のRe受験をした友人たちも「大学生活のことはあまり話さないでほしい」、一方、「むしろ気を使わずにバンバン喋ってほしい!」と、考えていることは違いました。
そのため、大学生の恋人がいる場合は、自分のRe受験生活や、自分のモチベーションが上がる話/下がる話などについて知っておいてもらえるようにすると、良好な関係が築けるでしょう。
Re受験生の恋愛事情に関するよくある質問

最後にRe受験生の恋愛事情についてよくある質問に答えます。
連絡はどれくらいの頻度で取るべき?
Re受験生で恋人がいる場合、連絡の頻度については、1日にまとめて連絡する時間を設けることがおすすめです。
例えば、1日に20分〜30分電話の時間を設けるなどして、1日に話したいことなどを1度にまとめて伝えるようにすることをおすすめします。
恋人のいるRe受験生は、恋人に時間を使いすぎないことが大切です。上手に関係を築くことで、精神的な支えとなったりモチベーションアップにもつながったりしますが、時間を使いすぎてしまうとRe受験の失敗につながりえます。
そのため、勉強が手につかないほどの頻度で連絡を取ることは避けるようにするとよいでしょう。
デートに行ってもいい?
デートには行っても問題ありませんが、勉強との両立が崩れないようにすることを常に意識しなければなりません。デートに行っている時間のほとんどは全く勉強できないことを覚えておきましょう。
そのため、それを理解したうえで、上手に勉強との両立ができるのであれば、デートに行っても問題ありません。
また、恋人もRe受験生の場合、デートに行く頻度については、一緒に相談して決めるようにしましょう。恋人と相談せずにデートの頻度を勝手に決めてしまうと、恋人との関係悪化につながってしまう危険性が高くなるでしょう。
現役時代から恋人がいる場合は別れるべき?
Re受験期間中は、勉強に集中するべきなので、現役時代のように恋人との時間を作れないかもしれません。しかし、だからと言って現役時代から関係を築いている大切な恋人と別れる必要はありません。
とはいうものの、Re受験期間でない場合は恋人を優先した生活をしてもよいかもしれませんが、第一志望の大学に合格するという明確な目標を持っているRe受験期間中は勉強を優先した生活をするべきです。
そのため、Re受験期間中も関係を続けていくなかで、もし恋人が自分の勉強の妨げになってしまうのであれば、別れることを検討するべきかもしれません。
しかし、今いる恋人と一緒に楽しい大学生活を送ることを想像するのもモチベーションアップにつながることがあります。そのため、現役時代から恋人がいる場合は、無理して別れることはせずに、上記で紹介したことを参考にして上手に関係を築きましょう。
まとめ
Re受験生の恋愛事情については「恋人を作ってもいい」、「絶対に作ってはいけない」などさまざまな意見があります。
この記事では、Re受験期間中に恋人を作ることのメリットとデメリット、Re受験しながら恋愛する際のポイントなどを紹介しました。
Re受験期間中の恋人の存在は、関係次第で精神的な支えになったり勉強の良き競争相手になったりもします。
しかし、勉強する時間が減ってしまったり、別れたときに勉強に集中できなくなってしまう可能性があるなどのデメリットがあることも把握しておかなければなりません。
あくまでも勉強と両立できる関係を築くようにしましょう。