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Re受験期間は友達を作っちゃいけない!?Re受験における友達付き合いのポイント

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Re受験期間は友達を作っちゃいけない!?Re受験における友達付き合いのポイント

「Re受験期間、ひとりで乗り越えることができるか不安」

「でも、友達をつくると勉強が進まないかもしれない」

「友達をつくると受験に落ちると聞いたことがある」

と悩んでいるRe受験生のみなさん向けに、「友達付き合い」について解説します。
Re受験期間中に友達を作ることのメリットやデメリット、また、これまでの友達との付き合い方や避けるべき友達についても紹介していきます。

Re受験中に友達を作ってもいい?

Re受験中に友達を作ってもいい?

結論をお伝えすると「友達付き合いに正解はなく、友達を作るかどうかは自分で考えて判断することが大事」となります。

Re受験期間には、これまでの友達とのつながりも維持しながら、新しく予備校などで友達が増えることもあります。

この記事を読んでいる方の中には、これから友達を作ろうか迷っている、もしくはすでに友達がいるけれど付き合い方で悩んでいるという人もいるでしょう。

いずれにしても、Re受験の目的である「大学合格」に対して、プラスになる関係性なのかどうかをしっかりと見極めて友達を作るか、付き合いを維持していくか判断していきましょう。

まずは、Re受験期間中に友達を作ることのメリット・デメリットをそれぞれ紹介していきます。

Re受験中に友達を作るメリット

Re受験中に友達を作るメリット

Re受験期間に友達を作るメリットとして、主に以下の4つが挙げられます。

  • 合格につながる有益な情報を共有できる
  • ひとりでは得られない刺激や励ましをもらえる
  • リフレッシュしやすい
  • モチベーションを維持できる

それぞれについて詳しく紹介していきます。

合格につながる有益な情報を共有できる

Re受験期間には、

「今やっている勉強の仕方でいいのかな?」

というように悩むことも多いと思います。

そんなとき、同じように大学合格に向けて勉強をしている友達がいれば、互いに教え合うことができ、自分では得られない有益な情報を共有してもらうことができるかもしれません。

特に、目指している大学が同じ友達であれば、試験の傾向を確認し合い、対策を具体的に練ることができたりするでしょう。

また、その他にも受験の手続きのような事務的に重要なことなど、受験に大切な情報を入手しやすくなります。

ひとりでは得られない刺激や励ましをもらえる

友達がいることでテストの点数を競い合ったり、よい成績が出たら互いに褒め合ったりと、切磋琢磨することができます。

Re受験は、あくまでも当人が自分で結果を出さなければならないひとりの戦いです。

そのため、気分があがらなかったり、ネガティブになって悩んだりすることもあるかもしれません。

そんな中、互いに刺激をし合える良き友達を持つことで自分ひとりでは得られない刺激や励ましをもらうことができます。

リフレッシュしやすい

Re受験勉強に集中するといっても起きている間ずっと勉強し続けることはできません。
勉強している時間をより集中できるよう、ときにはリフレッシュも必要になります。

ひとりで運動をしたり、音楽を聞いたりするのも効果的ですが、友達と楽しく雑談をすることもオススメです。

勉強に集中していると、知らないうちに不安や恐れなどのネガティブな感情が蓄積することもあるかもしれません。
雑談をしているときはリラックス状態に入るため、溜まっているストレス因子を言葉として放出することができます。
このように雑談を通してストレス状態が緩和されることを「カタルシス効果」と呼びます。

予備校など友達と同じ場所で勉強をしている際には短時間でも雑談を取り入れられるとよいでしょう。
ただし、ダラダラと話してしまい気付いたら1時間経っていたということもありますので、時間を決めてお互いに忘れないように指摘し合うことは必要です。

モチベーションを維持できる

多くの人に、

「今日は勉強したくないな」

「モチベーションが上がらないな」

という日があると思います。

そのようなときにも刺激し合える友達がいれば

「あの子も頑張っているし自分も負けてられない」

とひと踏ん張りすることができるでしょう。

モチベーションをひとりで維持するのは難しい時もあります。
友達を作ることで勉強をし続けられる環境が作れたりするのです。

参考:浪人生に友達は必要?【浪人経験者が解説】

参考:浪人生は友達が必要?友達との付き合い方やメリット・デメリット紹介 – cocoiro career (ココイロ・キャリア)

参考:浪人生に友達は必要なのか? 僕が経験して学んだ友達がいることのメリット – ちゅんだーは地上へ落下中、そして考える。

参考:雑談のポテンシャル!とりとめのない話をすることが心と企業を守ります!

Re受験中に友達を作るデメリット

Re受験中に友達を作るデメリット

Re受験期間に友達を作るデメリットも存在します。

そのデメリットとしては、主に以下の3つが挙げられます。

  • 勉強以外の時間がとられてしまう
  • 人間関係で悩むことが増える
  • マイナスな感情も移ってしまう

勉強以外の時間がとられてしまう

Re受験期間は勉強に費やす時間が長く、友達と話したり遊んだりする時間はとても楽しく感じます。
つい思っていたよりも長く時間を消費してしまったり、勉強に戻れなくなったりすることもあるでしょう。

友達がいることで勉強以外に取られる時間が長くなってしまいかねない、自分の時間や気持ちをコントロールする力が必要となります。

人間関係で悩むことが増える

心理学者のアルフレッド・アドラー氏は、「すべての悩みは対人関係の課題である」と説いています。

自分と全く同じ性格・境遇・考え方の人間はいないため、どれだけ仲が良い友達でも価値観の違いでうまくコミュニケーションが取れないことも出てきます。

そうしたときについ相手のことを考えすぎてしまい、いらぬ心配や不安をもつこともあるでしょう。

Re受験期間においてはいかに勉強に集中するかが大事になってきますので、人間関係で悩むことを減らすためには友達を作らないというのも一つの手となります。

マイナスな感情も移ってしまう

友達も自分も成績が上がり、モチベーションが高いときにはお互いを高め合うよい関係性となります。

しかし、友達の成績が落ちたり伸び悩んだりしたときに、その友達自身が落ち込んでしまうこともあります。

実際に、不安やストレスなどマイナスな気持ちを言葉にする人のそばにいると、周りの人も同じ感情を持つ確率が高くなるという研究結果もあります。
また、ストレスを抱えている人を見ただけでも、ストレスホルモンであるコルチゾールの数値が高くなることも報告されています。

そのようなときに「自分は自分、友達は友達」と割り切ることができればよいのですが、距離が近い友達ほど気持ちを汲みやすく、ついつられてマイナスな気分になってしまうこともあるので注意が必要です。

参考:浪人生は友達が必要?友達との付き合い方やメリット・デメリット紹介 – cocoiro career (ココイロ・キャリア)

参考:浪人生は友達ができる?必要?友達のメリット・デメリットについて解説

参考:すべての悩みは◯◯が原因である | アルフレッド・アドラー100の言葉 | ダイヤモンド・オンライン

参考:「ネガティブな感情は、伝染る。
だから…」心理カウンセラーが教える、ストレス社会を乗り切るセルフ・コントロール術 | ゴールドオンライン

Re受験中の友達との上手な付き合い方

Re受験中の友達との上手な付き合い方

友達といっても、中学や高校時代のこれまでの友達や、Re受験期間に新しくできる友達などいろいろといます。

それぞれについてどのように付き合っていくことがRe受験にプラスになるのかを解説していきます。

これまでの友達には、“目的”をしっかり伝える

改めてRe受験勉強の目的とは何でしょうか。

他の目的を持っている人もなかにはいるかもしれませんが、基本的には、ただ一つ「大学に合格すること」ではないかと思います。

中学や高校で仲が良かった友達との関係はもちろん大切ですが、Re受験期間という限られた時間の中では何を優先するのかを決める必要があります。

しかし、「友達と距離を取ってしまったら、どんどん離れてしまうのではないか」と不安になる人もいると思います。
そのようなときにはしっかりと自分の目的と、受験勉強に専念したい旨を伝えましょう。

何も言わずに距離を取ってしまうと「急に付き合いが悪くなった」「自分たちのことが嫌いになってしまったのか」とネガティブな印象を持たれてしまうかもしれません。

そのため、今はRe受験期間なので勉強に集中したいという想いを直接伝え、お互いに納得したうえで距離を置くとよいでしょう。

もしその時に「なんで自分たちよりも勉強を優先するんだ」と言う友達がいたら、自分を応援してくれる人ではないので、今後も長く良い付き合いをしていくのは難しいということでしょう。

人が離れていくことは一見辛いことかもしれませんが、関係性を見直す良い機会にもなります。

新たには、良きライバルか、目標となる友達をつくる

予備校に通う場合には、新しい環境で新しい友達を作ろうか悩む方も多いでしょう。
その際には良きライバルか、目指す目標となる友達を作ることをオススメします。

良きライバルとは、同じ大学もしくは同じレベルの大学を狙っている、自分と同程度の成績となっている友達です。
そのような友達がいることで、普段の勉強においても「もう少し自分も頑張ってみよう」と踏ん張ることができます。

また、自分よりも成績が良いもしくは高い大学を狙っている友達を持つことで、「自分ももっと頑張れる、もっと成績を伸ばしていきたい」と高みを目指すキッカケにできたりします。

間違えてしまった問題や解き方が分からない問題があれば、その友達に教えてもらうこともできます。

新しい友達はあえて作らなくてもいい

Re受験期間に入ってから自然と友達ができることもありますが、絶対にいなければいけないというわけではありません。

「ひとりで勉強しているのが不安」

「誰とも話せなくて寂しい」

というネガティブな感情で無理やり友達を作りにいってしまうのは危険なこともあります。

「類は友を呼ぶ」という言葉もあるように、人は自分と似たタイプの友達とつながりやすい傾向にあります。
そのため、ネガティブ感情をもつ友達ができ、互いに寂しさを埋め合うような馴れ合いの関係性になってしまうことも多いです。

どうしても不安感に襲われたり、寂しさを感じたりするときには、まず塾の先生・チューター、ご両親や元々の友達に相談してみましょう。

また、成績が上がってくると不安な気持ちが晴れてくることもあるので、まずは目の前の勉強に集中することも心がけてみましょう。

避けるべき友達との付き合い方

避けるべき友達との付き合い方

Re受験に集中するため、距離を取るべき友達もいます。

避けるべき友達の特徴としては、主に以下の3つが挙げられます。

  • 足を引っ張ってくる友達とは距離をとる
  • ネガティブになりやすい人とは離れる
  • 異性の友達は作らないようにする

それぞれについて詳しく紹介していきます。

足を引っ張ってくる友達とは距離をとる

例えば、このような友達はいたりしませんか。

「自分は勉強したいと思っているのに『ちょっとくらいいいじゃん』と遊びに無理やり連れていく友達」

「苦手な教科があるときに『そんなん捨てちゃえばいいさ』と諦めることを促す友達」

「テスト前なのに『今さら頑張っても遅いから無理するのやめようぜ』と否定的になる友達」

人間は基本的に怠けてしまいやすい生き物なので、足を引っ張ってくる友達と一緒にいるとつい「これくらいでいいか」と勉強を投げ出してしまいやすくなります。

Re受験期間以外であれば問題ないかもしれませんが、勉強に集中するべき時期には距離を取るようにしましょう。

ひどい場合は、自分の成績を上げることよりも、周りの成績を下げようとする人も出てきます。

そのような人と一緒にいても自分自身のモチベーションが上がらず、影響されれば自己評価も下がりかねないので、すぐに距離をとる方がよいでしょう。

ネガティブになりやすい人とは離れる

Re受験期間中には不安になったり、心配したりとネガティブな感情になりやすい人も増えてきます。
仲の良い友達の悩みであれば相談に乗ってあげたいという気持ちになるのは素敵なことですが、ネガティブな感情に触れていると自分もつられてしまうこともあります。

このように「感情が伝染」することは科学でもいわれており、心理学では“情動伝染”と名づけられています。
ミラーニューロンと呼ばれる神経細胞の働きが関与しているとされています。

さらに、ポジティブな感情よりもネガティブな感情の方が伝染しやすいといわれています。
できる限り自分の周りには、ポジティブな言葉を使う友達を増やすようにしていきましょう。

参考:感情の伝染とメンタルヘルス | 医療法人社団 平成医会

異性の友達は作らないようにする

人それぞれ価値観は異なりますので、必ずしも異性の友達を作ってはいけないというわけではありません。

しかし、異性の友達の場合、恋愛感情が生まれてしまうことがあるため、より人間関係で悩むことも増える可能性がゼロではありません。

恋愛は人生経験として大切かもしれませんが、Re受験で合格してからでもできるので、Re受験勉強に支障が出てしまうなと感じる人は大学に入ってから存分に楽しむようにするとよいでしょう。

参考:浪人生は友達が必要?友達との付き合い方やメリット・デメリット紹介 – cocoiro career (ココイロ・キャリア)

参考:浪人生は予備校で友達を作るべき?浪人経験者が教えます! | ヤバイ大学受験Blog

結局は自分次第

結局は自分次第

ここまでRe受験期間に友達を作ってはいけないのかという内容で解説をしてきましたが、最終的には「友達は関係なく、自分次第」といえるでしょう。

友達と遊んでいても受かる人はいますし、反対に1人で勉強していても落ちる人はいます。

全部自分の責任なのです。
少し重たい言葉に聞こえるかもしれませんが、このことを理解できるから、自分の人生を自分で歩んでいくことができるのです。

Re受験期間の目的である「大学合格」にとって何がプラスになるかを自分なりに判断し、どんな友達を作るのか、どんな友達とは距離を取るのかを決断していくことが大切です。

まとめ

本記事では、Re受験期間に友達を作るメリットやデメリット、友達との上手い付き合い方、避けるべき友達について解説してきました。

結論としては「友達付き合いに正解はなく、友達を作るかどうかは自分で考えて判断することが大事」となります。

友達がいても受かる人は受かりますし、1人でも落ちる人は落ちてしまいます。

最終的には“自分次第”ですので、Re受験の目的を常に意識して「今の選択は合格に近づいているか」を自問自答しながら乗り越えていきましょう。

今回ご紹介した友達関係以外にもRe受験期間の辛さはいくつかあります。
それについては、別の記事でご紹介をしていますので、ぜひ参考にしてみてください。

Re受験生の辛さとは?辛いと感じるときの対処法

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