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お金がかかる?医者になるにはどうしたらいいの?

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お金がかかる?医者になるにはどうしたらいいの?

将来つきたい職業として、「医者」を考えている受験生の方も多いのではないでしょうか。
医者といえば人の命を救うことができるうえ、給料も良いイメージがあり、目指す人が多い職業です。

しかし一方で、

「医者になるには高額の費用がかかるのではないか。」

「一口に医者と言っても、具体的にどのような仕事があるのかわからない。」

という疑問を持つ方もいると思います。

この記事では受験生の皆さんが、医者になるためには具体的にどうしたらいいのか、段階を踏んで解説していきます。
学費についてなどの諸情報や、そして医者の仕事内容についても触れますので、医者を目指す全ての受験生必見の内容です。

ぜひご覧ください。

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医者になるには?

まず、医者になるにはどうしたらよいのでしょうか。

大まかに言うと、医者になるには、

  • 医学部に合格する
  • 仮免許試験に合格する
  • 卒業試験に合格する
  • 医師国家試験に合格する
  • 研修を受ける

というステップを踏む必要があります。

それぞれのステップについて見ていきましょう。

医学部に入学する

はじめに、医学部に入学するところから始まります。
なぜなら、日本で医者になるには医師国家試験に合格する必要があり、その受験資格は医学部を出ないと得られないからです。

医師国家試験については後ほど詳しく解説します。

医学部のある大学は国公立と私立を合わせて、全国に81校あります。
偏差値や学費、受験科目は大学によって異なります。
特に国公立と私立では特徴が大きく異なりますので、それぞれ解説します。

国公立大学は私立大学に比べて学費が安い代わりに、受験科目が多く偏差値も高く、入学のハードルが高いという特徴があります。

受験は一次試験と二次試験に分けられています。
一次試験として利用される共通テストの受験科目は5教科7科目が一般的で、通常8割から9割得点することが必要とされます。
そして各大学で実施される二次試験は英語・数学・理科2科目と小論文、面接のいずれか、もしくは両方が課される場合が多いです。
二次試験の科目については大学によって異なりますので、志望校の受験要綱を確認してください。

例えば京都大学医学部の一次試験は、共通テスト5教科7科目を選択して受験します。
二次試験は国語・英語・数学・理科2科目の受験と面接試験が課されます。

学費はどの国立大学も共通して入学金は約28万円、6年間でかかる総額は約350万円です。

比較的安い学費で医学部に入り学ぶことができるため、優秀な受験生が集まり合格は狭き門になります。

一方で私立大学は、国公立大学に比べて学費が高額となる代わりに、入学の障壁が比較的低くなるという特徴があります。
一般に私立大学の入試では、1段階試験が採用されることが多いですが、医学部に関しては2段階試験が設けられていることが多いようです。
受験形式は大学によって異なるので、しっかりと確認しましょう。

一次試験は独自試験の大学と共通テストを利用する大学があります。
いずれの場合も受験科目は英語・数学・理科2科目の計4科目の場合が多くなっています。
国公立大学の一次試験では5教科7科目の受験が一般的ということを考えると、私立大学受験で必要とされる科目は減ることがほとんどです。
二次試験は多くの大学が小論文と面接のいずれか、もしくは両方を課します。

例えば慶応義塾大学の医学部は、受験科目について、一次試験は共通テストが用いられます。
英語・数学・理科2科目の計4科目です。
二次試験は小論文と面接のみとなっています。
また学費に関しては、入学金が20万円、6年間の総額は約2200万円と、国公立大学よりもかなり高額となっています。

仮免許試験に合格する

医学部に入学すると、多くの大学では1年次は他の学部の学生と同じように教養科目を学び、2年次には座学で基礎医学知識を学びます。

そして3年次から、医者として働くなかでどのように患者の症状と診断を結びつけるのか、といったような臨床医学を学び始め、4年次から始まる実習に備えていきます。

そうした流れの中で、実習が始まる前に仮免許試験に合格する必要があります。
仮免許試験は、具体的にCBTとOSCEという2種類の試験があります。

CBT(Computer Based Testing)とは、コンピューターを使用した選択式の知識テストです。
多くの大学は4年次、早い大学ですと3年次に行われます。
それぞれの大学が定めた基準点を超えることができなければ、進級することができません。

OSCE(Objective Structured Clinical Examination)は、患者との会話から情報を集める医療面接や実際に身体のチェックを行う模擬診察といった課題を解く実技の試験です。
CBTと同じ時期に行われ、合格しなければ進級して臨床実習を受けることができなくなります。

臨床実習とは、附属の病院などに行って実際に患者に接しながら学ぶことができるもので、医者になるための大きな一歩になるものです。
このステップに進むために、しっかりと対策をして試験に臨みましょう。

卒業試験に合格する

仮免許試験に合格し進級したのちには、卒業試験に合格する必要があります。
一般的に6年次の9月から12月頃に実施されます。
これに合格しないと、医師国家試験を受けることができません。
(不合格の場合は留年し来年度再受験することになります。)

そして、この卒業試験は大学ごとに独自で作成された試験です。
医師国家試験を受験する実力があることを確認する試験でもありますので、しっかりと対策する必要があります。
実際、医師国家試験を受ける前にこの卒業試験で不合格となり脱落してしまう人も一定数います。

しかしこれに合格すれば医師国家試験の合格にグッと近づくともいえるでしょう。

医師国家試験に合格する

いよいよ医師国家試験を受験します。
例年2月の上旬から中旬に実施され、合格発表は3月中旬ごろに行われます。

例年合格率は9割を超えており、実際に2023年度の医師国家試験では受験者総数10,293人のうち、9,432人が合格しています。

試験で出題される内容は臨床問題、一般問題、必修問題の3種類に分けられます。

臨床問題とは、患者の症例文を読み、適切な対応は何かを問われる問題です。
それに対し一般問題は、短文で医学の知識を問う問題です。

そして必修問題は「医師として知っておくべき知識」を問われます。
これは単に医学知識だけを問われるのではなく、一般教養や社会的なテーマに関する問題など、幅広い教養が必要になります。

これら3種類の問題はそれぞれバランスよく得点する必要があります。
例えば臨床問題で満点を取ったとしても、必修問題を大幅に落としてしまったら合格することはできません。

また、この試験には一定数間違えると不合格になる「禁忌肢問題」というものが、3種類それぞれの問題の中で出題されます。
例えば、患者に深刻な副作用や後遺症をもたらすため投与してはならない薬に関する問題や、法令違反になるものに関する問題など、医師として絶対に間違ってはいけない倫理観や人権に関するような問題です。

上記3種類の問題をバランスよく得点し、かつ禁忌肢問題を規定以上落とさないことが合格の条件になります。
注意して対策していきましょう。

臨床研修を行う

医師国家試験に合格すると医師免許を取得できるのですが、すぐに第一線で働くというわけではありません。
2年間研修医として実務を学ぶ必要があります。

希望する専門分野(内科、外科などのような)以外にも広く研修を行う必要があり、500床以上の大病院で研修を行うケースが多いです。

この研修を初期研修と呼びます。

後期研修を受け専門医になる人もいる

初期研修を終えるとそのまま医者として働く人もいますが、より専門的な研修を受け専門医になる人もいます。
厚生労働省によると全体の約6割が専門医の資格を取得しているそうです。

専門医とは、より高度な技術と知識を有すると認められた医師のことを指します。
産婦人科、耳鼻咽頭科などの診療科や、漢方や放射線治療などの治療法など、さまざまな区分があります。

なお、専門医の資格を取らなくてもそれぞれの得意分野の診療科で勤務することも可能ですが、専門医になると患者からの信頼も上がり、給与が上がるなどのキャリアアップにつながります。

専門医になるには後期研修に3年から6年参加する必要があります。
この研修では専門にする分野に特化した研修プログラムに参加することになります。
その後、専門医になるための試験に合格し、資格を取得します。

以上の過程を経て、晴れて医者になることができます。
大学合格から医者になるまで、すべてストレートで合格したとしても最短8年と長い道のりです。
医学部に合格したら終わり、ということではなくその後も常に勉強をし続ける必要があることを念頭に置いて受験しましょう。

参考:医師・歯科医師・薬剤師統計の概況

医者はどんな仕事をしているのか?

医者はどんな仕事をしているのか?

ここまで一口に「医者」と言ってきましたが、患者を直接診療したり、病気の研究をしたり、さまざまな働き方を選択することができます。

いくつか見ていきましょう。

臨床医

臨床医とは、私たちが日常的に「お医者さん」と呼んでいるような働き方の医者のことを指します。

患者と直接関わって病気の治療や予防をするのが主な仕事です。
働く場所は大病院から個人開業のクリニックまでさまざまあります。

小さな病院や個人開業のクリニックで働く場合であれば、自分の病院の設備では治療しきれない患者に対して大病院への紹介状を書くといった仕事もあります。

研究医

研究医とは、病気の治療法や病気自体についてなど、医学に関係する研究を行う医者のことです。

前述した臨床医と研究医を兼ねる臨床研究医と、研究を専門的に行う基礎研究医が存在します。
職場は病院の他にも、大学や専門の研究機関など多岐にわたります。

研究医は臨床医に比べて時間の拘束が短い代わりに年収が下がる傾向にあります。
厚生労働省の運営するサイト「job tag」によると、臨床医の平均年収が約1000万円を超えるのに対し、基礎研究医の平均年収は約703万円です。
仕事とプライベートのバランスが取りやすいというメリットもあるので一概にどちらがよいとはいえませんが、給料に違いがあることは頭に入れておく必要があるでしょう。

参考:医学研究者 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

産業医

産業医は、企業の中で働く医者のことを指します。
企業で働いている人たちのヘルスケアをする仕事で、企業の衛生管理に関しての意見出しを行ったり、社員の健康診断の結果の確認やストレスチェックの実施などを通じて社員が働き続けられるかどうかを判断したりします。
健康相談やメンタルカウンセリング等、社員の身体とメンタルどちらもケアできる必要があります。

産業医になるには、医師免許以外に産業医専門の資格を取得するのが条件になります。

  • 医師会の産業医研修で50単位以上取得する
  • 産業医科大学の講座を受ける
  • 労働衛生コンサルタント試験に合格する

この3つのいずれかの方法で資格が取得できます。

診療を行うなかで、企業側に問題があると判断した場合は、企業に訴えて労働者を守るのも仕事の一つです。

このように医者にはさまざまな働き方があります。

臨床を行わない一部の基礎研究員は理学部や薬学部、農学部出身の人も多く医師免許は必須ではありませんが、これを除いたすべての仕事で医師免許が必要です。

医者になるのは難しい?

医者になるのは難しい?

ここまで、医者になる方法を順番に解説しました。
先ほど段階を踏んで見てきたように、医者になるには最短8年学び続ける必要があり、世間的に医者になるのは難しいといわれています。
ここではなぜ難しいといわれているのか、より具体的に見ていきたいと思います。

詳しく理由を説明していきます。

医学部合格の難易度が高い

医学部の偏差値は他の学部に比べて合格難易度が非常に高いです。

文部科学省が発表した「令和5年度医学部(医学科)の入学者選抜における男女別合格率について」というデータによると、令和5年度の医学部合格者は医学部受験者全体の12.6%でした。
もちろん各大学で合格率に差はありますが、医学部を志す受験生の約10人に一人しか合格できないというのが現実です。

参考:令和5年度医学部(医学科)の入学者選抜における男女別合格率について(文部科学省)

医学部の学費について

医学部、主に私立の大学は他の学部に比べて学費が高額である場合が多いです。

国公立大学の学費は入学金が30万円程度、大学6年間の総額も350万円程度と、国公立の他学部の学費とあまり差はありません。
しかし、私立大学の医学部は、大学によって大きく違いますが、2000万円から5000万円ほどかかります。

私立で一番学費が安いといわれている国際医療福祉大学でも総額1850万円程必要になります。

国公立大学はその名の通り国が運営している大学なので、税金を利用して運営がされているため、学生自身が負担する学費を安く抑えることができますが、私立大学は高額な実験器具や教育施設を使用しているにも関わらず、その運営費を自身で負担しなければならないというのが学費が高い主な理由になります。

医学部の中には、「地域枠」という入学制度を設けている大学もあります。
これは地域医療の担い手を確保するために、一定期間地域の医療に従事することを条件に返済不要の奨学金が支給され、通常の入学方法より学費を抑えて入学できる制度です。

国公立の医学部に進学したり、このような制度のある大学に進学することで学費を抑えることもできますので、志望校を決める際にぜひ調べてみてください。

参考:学生納付金|成田キャンパス|国際医療福祉大学 医学部・成田看護学部・成田保健医療学部

参考:学納金|入試情報|川崎医科大学

医師免許取得までの道のりが長い

先述したように、医者になるには医師国家試験に合格する必要があります。

厚生労働省によると、2023年2月に実施された第117回医師国家試験の合格率は91.6%です。
この数値だけ見ると、簡単に取得できる資格のように見えてしまいますが、この試験の受験資格を得るまでが大変だということはこれまでで説明してきた通りです。

医学部に合格し、6年間しっかりと勉強し続けた人だけが受験、そして合格できる資格です。

また、上述の通り医者になるにはその後の研修も含めると最短8年かかることになります。
根気強く勉強し続けなければ就けない仕事だというところが、医者になるのが難しいといわれている理由の一つでしょう。

社会人から医者になるという選択肢も

社会人から医者になるという選択肢も

大学受験というと、高校卒業直後やRe受験をイメージしてしまいますが、一度社会人を経験してから再度医学部受験を考える人も少なくありません。
社会人から医者になることも可能です。

社会人から医学部を目指すことのメリット、デメリットをそれぞれ紹介していきます。

学士編入という制度を利用できる

社会人から医者になるメリットとして、対人スキルや基礎的な仕事のスキルなどの社会経験を活かせるという点は言わずもがなですが、もう1つのメリットとして挙げられるのが、条件を満たしていれば、一般入試に加えて「学士編入」という制度を利用できるという点です。

この制度は、一度大学を卒業して学士号を持っている人が、医学部に2年次、または3年次から編入できるという制度です。
この制度は大学を一度卒業していることが条件になるので、一般入試に比べて受験者数が少ないです。
また、大学一般教育を学ぶ期間をスキップできるので、再度医学部に一般入試を経て入学する場合よりも時間の節約ができます。

そして入試科目も一般入試に比べて少ない傾向にあります。
大学によって科目に違いがあるのですが、科目を絞って対策できるのも時間のない社会人にとって大きな利点でしょう。

ただし、学士編入はすべての大学が実施しているわけではなく、受け入れ枠も少ない大学がほとんどなので、かなり難易度の高い受験方法です。
それでも社会人にしか使うことのできない魅力的な制度ですので、一度医者以外の仕事で社会経験を積んでから、この制度を使って再度医学部を目指すのもよいでしょう。

参考:社会人が『医学部合格』を目指すための3つの方法

参考:医学部学士編入のメリットやデメリットを解説!実施大学一覧も紹介

勉強に割ける時間が少ない

社会人が医学部を目指すにあたって最大のデメリットと言ってもよい点は、勉強に割ける時間が少ないという点です。
医学部の受験には多くの時間を勉強に充てることが必要です。
1日のほとんどを勉強に充てることができる高校生やRe受験生と対等な知識量を、仕事をしながら限られた時間で入れなければならないので、相当な根気と工夫が必要になります。

また、医学部に入れても、学費や生活費を自身で負担しなければならない場合がほとんどだと思いますし、仕事をしながら医学部で勉強をすることは比較的容易ではなく、金銭面でのハードルも上がります。

ここで紹介しているものをはじめとし、メリットとデメリットはありますが、社会人から医者を目指すということも可能です。
調べてみれば、学士編入制度のように社会人でも医者に比較的なれやすい制度や環境があったりします。

「もう医者になるなんて無理だ」と頭から諦めることなく、このような選択肢があるということに気付いてもらえれば幸いです。

医者を目指すのにおすすめの大学

医者を目指すのにおすすめの大学

医学部を受験するなら、受験制度や各大学の専門分野、大学の立地などいろいろな点を考慮して、自分にあった志望校を選ぶ必要があります。

ここでは、それぞれ異なる観点から見て筆者がおすすめする大学を紹介していきます。

順天堂大学

はじめに紹介するのは順天堂大学です。
この大学は東京都文京区にある、創設から180年を超える歴史のある私立大学です。
東京都心にキャンパスがあるということで、通いやすいのが最初のおすすめポイントです。

この大学の最大の特徴は、医師国家試験の合格率が全国で常にトップクラスであるという点です。
公式ホームページによると、順天堂大学の医師国家試験合格率は過去10年連続9割を超えており、2023年はなんと合格率100%でした。
常に高い合格率を保っているというのは安心できますね。

そしてもう一つの特徴は、私立大学医学部のなかでは学費が安いということです。
順天堂大学の6年間の学費総額は2,080万円です。
これは国際医療福祉大学に次いで私立大学医学部全国2位の学費の安さになっています。

順天堂大学は私立医学部の四天王に数えられるほど偏差値が高く、合格するには相当の学力が必要になりますが、医者を目指すならもってこいの大学です。

公式ホームページ:医学部|順天堂大学

京都大学

京都大学は、京都府京都市にある国立大学です。
入学難易度は東京大学理科Ⅲ類(のちに医学部に進む学生が多い)と並んで国内トップクラスに高いです。
優秀な人材が集まる京都大学のおすすめポイントをいくつか紹介します。

はじめに、京都大学は臨床医と並んで基礎研究医を育むことに力を入れています。
「MD-PhDコース」というカリキュラムが設けられており、1回生の後期から研究室に所属して研究活動を行うことができます。
山中伸弥氏をはじめとしたノーベル賞受賞者が多く輩出している京都大学で最先端の研究内容を学び、自ら研究することができるというのは大きな魅力です。
将来研究医になりたい人に特におすすめの大学といえます。

また京都大学医学部はその他の大学に比べて自由時間を確保しやすいという特徴があります。
京都大学は「自由の学風」という理念を掲げており、学生それぞれが自由に経験を積めるように、教養科目が3年間で60単位を取得すればよいという緩やかな規定になっているなど、比較的自由時間を確保しやすいカリキュラムになっています。
(東京大学の理科Ⅲ類では教養科目を2年間で63単位取得する必要があります。)

医者を志しながらも、教養を深めながらいろいろな経験をしやすい大学であると思います。

公式ホームページ:京都大学医学研究科

秋田大学

最後に紹介するのが秋田大学です。
秋田県秋田市にある国立の大学です。

秋田大学医学部は国立の中で最も偏差値が低い部類に入るのにも関わらず、入試倍率は平均と変わらないことに特徴があります。
秋田大学が発表した令和4年度の入試試験データによると、医学部に合格した受験生の共通テストにおける最低得点率が約68%でした。
この結果を見ても、比較的合格しやすい大学であることがわかります。

また秋田大学には地域枠制度が設けられており、これを活用すれば学費が抑えられることも特徴の一つです。
秋田大学は地域医療の拡張に力を入れており、「医療人GP」というプロジェクトを行っています。
地域病院への出張調査や、地域病院の医師による講義受講などのプログラムがあります。

公式ホームページ:秋田大学 大学院医学系研究科・医学部

参考:令和5年度秋田大学合格者の入試試験データ

まとめ

今回は、医者になる方法について幅広く紹介しました。

医者になる方法を順番に紹介してきましたが、何よりもまず医学部に進学しないと何も始まりません。
自分にあった大学を見つけてしっかりと対策をしていきましょう。
「志望校の決め方がわからない。」という方は、以下のページも参考にしてみてください。

Re受験生の志望校の決め方

「学費が高いのではないか」など、医学部を目指すなかでいろいろな障壁が考えられると思いますが、この記事で紹介したことをはじめとし、そうした障壁を乗り越えられる方法もあります。

「医者を目指したい」と少しでも望んでいるのであれば、諦める前に、「どうすればいろんなハードルを乗り越えられるかな?」と前向きに考えてみましょう。

この記事を読んでくださった方の受験対策の参考になれば幸いです。

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