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大学に通いながらRe受験

Re受験

大学に通いながらでも、Re受験できる

「どっかの大学に通いながら、別の大学にRe受験することはどうなんだろう?」

と気になっている人もいるのではないでしょうか。

「第一志望の大学には合格できなかったけど、第二志望の大学には合格できた。でもやっぱり第一志望の大学を諦められない!一旦は第二志望の大学に通うか、それとも、そこにはいかないで、もう1年Re受験勉強頑張るか。。」

と悩んでいる人もいるでしょう。

「あと1問解けていたら第一志望に受かっていたのに!!」

という人もいるかもしれませんが、そういうことなら、第一志望の大学を簡単に諦めきれるものではないでしょう。

また、もうすでに大学進学をしているけれど、

「いざ入ってみたら思ってたのと違うから、できることなら別の大学に入りなおしたい。。」

と思っている人もなかにはいるでしょう。

学生生活が始まれば大学のいろんな側面が目についてきます。仮に第一志望の大学に合格していたとしても、考えを改めて、「今の大学から別の大学に移りたい。。」と思い始める人も少なからずいます。

大学に通いながらRe受験することに対して、周りの目が気になったり、いろいろな理由でためらう人もいるかもしれません。

しかし、大学に通いながらRe受験することで成功し、自分が望んだキャリアを歩んでいる人もいます。大学に通いながらRe受験することが気になっている人は、そのメリットやデメリットも考慮したうえで、一度前向きに考えてみましょう。

こちらのページでは、大学に通いながらRe受験にチャレンジすることについてまとめました!

そもそも大学に在籍しながらRe受験をしてよいのか?

「通っている大学にRe受験していることがバレたらどうなっちゃうの?」

と疑問に思う人もいるでしょう。

まず、そもそも大学に通いながらRe受験してよいのかどうか、お話します。

結論から言うと、問題ありません。

そもそも、大学に通いながらRe受験するとして、そのことを申請するような手続きもありません。Re受験するならするで勝手に取り組み、合格できたら今在籍している大学を退学し、新たに合格した大学に入学するだけです。

在籍している大学から見ると、「あ、この学生は退学した」というだけですし、一見、大学を中退する人となんらの区別がありません。

また、新たに入学する大学から見ると、「あ、この学生は入学してきた」というだけですし、一見、高校卒業後そのまま大学進学せず、Re受験をして入学してきた人となんらの区別がありません。

大学在籍中に他大学への受験をさせないようにする大学も、一定数あるという情報がありますが、大学にいる間に受験をするというのは個人の自由ですし、受験しないよう強制できるものでもないです。

基本的には、大学に通いながらRe受験するのなら、特に在籍大学にそのことを伝えることもなく取り組んで、合格したら今いる大学を退学し、合格した大学に入学する、という流れで大丈夫です。

一般的な大学は、大学に通いながらRe受験することを禁止していません。したがって、「大学に通いながらRe受験すること」を特に大学側に伝える必要はないと言いましたが、手続きごとなどで気になることがあるようなら、在籍している大学、これからRe受験したいと思っている大学に問い合わせて、「大学に通いながらRe受験したい」ということを伝え、手続きや受験要項などについて確認することをおすすめします。

「大学に通いながらRe受験すること」は問題ありませんが、二つの大学に同時に在籍する二重在籍は基本的に禁止されているので、この点には注意しましょう。

大学に通いながらRe受験するメリット

それでは、大学に通いながらRe受験することのメリットを見ていきましょう。

第一志望の大学にもう一回チャレンジできる

これは、大学に通ってようが通ってまいが関係なく、Re受験全般にいえることですが、

「自分の本当に志望する大学に行ける」

または行けなくても、

「自分の本当に志望する大学の受験にチャレンジできる」

というのがメリットの一つです。

「やっぱりもう一回第一志望の大学に挑戦しておけばよかった。。」

という風に、“のちのち悔やまない”という大きなメリットがあります。

第一志望の大学にもう一回チャレンジできる

Re受験に失敗したとしても、そのまま大学生でいられる

大学に通っていないRe受験生のなかには、

「第一志望どころか、どの大学にも合格できなかったらどうしよう。。」

という大きな不安を抱えてしまう人もいると思います。

もちろん、「その不安に“どう”向き合うべきなのか」を考えて、不安を克服する手もあります。

しかし、大学に通いながらRe受験できれば、

「もし全部落ちてしまっても、最悪今の大学にいられるな~」

という心のゆとりができます。

あとで書いていますが、この余裕が受験勉強に本気で取り掛かれない要因になってしまう可能性はあります。

一方、「心に余裕がある方が、本番でパフォーマンスを発揮しやすい」ということもいえますので、プレッシャーなどに特に弱いと感じている人は、大学に通いながらRe受験し、プレッシャーを減らすという方法も検討してよいでしょう。

Re受験を途中でやめることができる

大学に通っていないなか、Re受験に挑戦すると、「Re受験を途中でやめる」という選択肢はほぼなくなってしまいます。

やめるとしたら、そのまま就職するか、専門学校などに通うことになります。

大学に通いながらRe受験すれば、途中でRe受験をやめたとしても、そのまま通っている大学に居続けることができます。

実際、大学に進学すると、高校までの人生ではなかったさまざまな経験をすることができます。

学ぶ領域も多岐にわたりますし、アルバイトなどを通じて社会人経験を積み始める人もいれば、いろいろな考え方をもった人に出会えたりします。

大学生活は自分の価値観が広がったり、柔軟になったりするタイミングなのです。

例えばですが、大学で熱中できるもの、興味が湧くものに出会い、

「第一志望の大学に行く以上にそのことに専念する方が自分の人生にとって大切だ!」

というように、途中で考えが変わることは大いにありえます。

自分のそのときそのときの考え方に合わせて、Re受験に挑戦したり、あるいはRe受験を途中でやめたりできるのは、大学に通いながらRe受験することのメリットでしょう。

息抜きをしやすい

大学に通わないRe受験生の日常は、基本的には勉強漬けの毎日で、代り映えしない日々を送ることがほとんどです。

また、そういったRe受験生の周りも、勉強に集中しているRe受験生です。そのため、人にもよりますが、

「なかなか話し合える友達がいない」

「息抜きの遊びに誘いにくい」

というような状況に陥ってしまうことが考えられます。

一方、大学に通いながらRe受験に取り組めば、基本的に日中には大学の授業があるので、生活にメリハリがつきます

また、大学の友人は受験勉強をしているわけではないので、話もしやすいでしょうし、一緒にご飯に行ったり遊びに行ったりと、息抜きがしやすくなるのです。

ストレスの発散が比較的しやすくなるのは、大学に通いながらRe受験することのメリットでしょう。

大学に通いながらRe受験するデメリット

大学に通いながらRe受験することのメリットを見てきました。続いて、デメリットを見ていきましょう。

費用がかかる

大学に通いながらRe受験をすると、たとえ塾や予備校に通わないとしても、大学の入学費用、授業料などがかかってきます

大学の1年目にかかる費用は、国公立大学でも80万円前後、私立大学ともなれば、100万円前後、もしくはそれ以上となってきます。

さらに、大学から一人暮らしを始める人も多いと思いますが、一人暮らしをするとなると、その分の生活費もかかってきます。

大学に通いながらRe受験をするとしたら、費用がかなりかかってくるのがデメリットです。

勉強の時間が取りにくい

大学に籍を置きながら、休学するのであれば話は別ですが、大学に通って単位もしっかり取りながらRe受験をするとなると、時間に大きな制約がかかってしまいます。

授業にも出ないといけないですし、授業の課題もこなさなければいけません。試験の準備もしなくてはなりません。

一人暮らししているとすると、家事の時間も必要になってきますし、アルバイトも始めるとなると、なかなか時間が取りにくくなってしまいます。

また、大学でできた友人との付き合いで、必要以上に時間が取られてしまうこともあります。

大学での活動がよい息抜きになるといっても、こうも時間が制約されてしまうと、スケジュールの管理能力や、効率的な勉強の仕方が必要となってきます

生活のすべての時間を勉強に費やせる他のRe受験生と比較すると、勉強できる時間が限られてしまうのは、デメリットといえるでしょう。

誘惑が多い

大学に通っていると、受験勉強から自分を遠ざけてしまうような誘惑が多いです。

特に、大学で出会った友人です。大学で出会った友人は、Re受験をするわけではないので、大学生活を謳歌しています。

ほとんどの大学生からすると、大学生活というのはいろいろな縛りからやっと解放された、自由を満喫できる時期です。

サークル活動に熱中したり、大学の友人同士で頻繁に遊びに出かけたり、自分の趣味に没頭したり、アルバイトに専念したり。

キャンパスライフを充実させている人たちを横目に、Re受験に集中しなくてはいけません。乗り越えないといけない誘惑が多いのも、大学に通いながらRe受験することのデメリットです。

誘惑が多い

Re受験に本気で取り組みにくい

「Re受験に失敗したとしても、そのまま大学生でいられる。」

ということをメリットにあげました。

一方、この余裕がデメリットにもなりえます。

「勉強が進まないな~。まあ失敗しても、このまま大学にいたらいいけど。」

Re受験勉強に本腰を入れられないリスクもあるのです。

「背水の陣」という言葉があります。

これは、紀元前204年に、今は中国となっている場所で起きた、ある戦いをもとにしています。

韓信という武将がいたのですが、川を背中にした状態で自軍に陣を引かせ、後ろに下がれない状況をあえてつくり出しました。必死に戦うしかない兵士たちが奮闘し、相手を倒したというストーリーです。

つまり、大学に通わずにRe受験するということは、ある意味で「背水の陣」という状態です。

大学に通いながらRe受験をするということは、精神的にゆとりができる一方、「背水の陣」ではない分、勉強に身が入らないリスクがあるのです。

よい人間関係が築きにくい

勉強の時間を確保していこうと思うと、ほとんどの場合、大学の友人と過ごす時間を削っていかなければなりません。そのことで、「友人関係をおろそかにされている」と感じる人もいるかもしれません。

また、Re受験生が在籍していて、Re受験に成功すれば退学する予定の大学を、第一志望として選んだ人も周りにはいるはずです。あなたが別の大学をRe受験しようとしていることを聞いて、ある種人格否定されたように感じてしまう人もいるかもしれません。

ただし、あなたが夢を持って、ゴールを持って、大学に通いながらでもRe受験にチャレンジするわけですから、それを応援してくれない人と友達関係である必要もないかもしれません。

このような人間関係を理由に大きなストレスを感じてしまう人もなかにはいるので、「いい人間関係が築きにくい」ということをデメリットにあげました。

こうしたことをストレスに感じにくいという人は、「大学に通いながらRe受験するなら、人間関係で気を付けるべきことがあるんだな」というくらいに捉えておいてください。

大学に通いながらRe受験する際のポイント

それでは最後に、大学に通いながらRe受験する際のポイントをいくつか見てみましょう。

二重在籍に気を付ける

冒頭お話したことと被りますが、Re受験に成功した際に、二つの大学に籍を置いた状態になってしまう「二重在籍」には気を付けましょう。

二重在籍は禁止している大学が多く、最悪の場合は二つともの大学から退学させられることも起こりえます。

大学に通いながらRe受験する場合は、在籍している大学からの退学手続き、新たに進学する予定の大学への入学手続きについて、入念に確認しましょう。

Re受験に成功した場合、退学手続き&入学手続きはスケジュール的にかなりタイトになってしまうことが想定されます。もし手続きが間に合わなさそうな事態になれば、退学する大学・入学する大学双方に問い合わせて、対処法を確認しましょう。

特に、退学・入学に関すること、あとは受験に関することの手続きごとをしっかりチェックしましょう。

Re受験勉強と両立できる履修を組む

大学生は、自分の興味・関心、好み、都合などに合わせて、基本的に自由に履修を組むことができます。
(なかには必修科目といって、強制的に受けなくてはいけない授業もありますが。)

テストの結果で単位が認定される科目、レポートの成果で単位が認定される科目、講義への出席具合で単位が認定される科目と、評価の方法はさまざまで、テストやレポートなどの難易度もまちまちです。

「多くの友人が出席しているから、彼らに助けてもらえることで単位が取りやすくなる。」

というような授業もあるでしょう。

「Re受験にチャレンジする1年目は履修を少なくして、もしRe受験がダメだったら2年生から単位をしっかり取る」という計画もよいかもしれません。

Re受験の勉強と大学の単位取得が両立できるように、戦略的に履修を組むようにしましょう。

Re受験勉強と両立できる履修を組む

休学を検討する

「在籍する大学を確保しながらも、Re受験勉強の時間もしっかり取りたい!」

という人であれば、休学することを考えるのもありでしょう。

費用面で考えると、休学期間中は授業料が免除されるというところもあります。

もちろん、すべての大学で、休学中は学費が免除されるわけではないですし、Re受験の結果その大学に残り続けるとしても、同期は先に一つ上の学年に上がるので、孤立感を抱いてしまうかもしれません。

メリット、デメリットの両方がありますが、大学に通いながらRe受験するのであれば、「休学する」という手は考えてみてもよいでしょう。

単位を引き継げる可能性がある

大学に通いながらRe受験に成功した場合、もともと在籍していた大学で取得した単位を、新たに入学する大学にも引き継げることがあります。

これができれば、卒業までに取得しなければいけない単位数を減らすことができるため、他の活動に注げる時間が増えます。

単位を引き継げるかどうかは、大学や学部によっても異なってきますので、一度問い合わせて確認してみるとよいでしょう。

単位を引き継ぐことができる可能性があることを、念頭に置いておきましょう。

目的を意識する

これは、大学に通いながらRe受験に挑む人に限ったことではないのですが、重要なポイントなので強調しておきます。

「なぜRe受験をするのか?」

「なんのためにRe受験するのか?」

この目的・ゴールが大切です。

その理由の一つは、モチベーションが上がるからです。デメリットの一つに挙げましたが、大学に通いながらRe受験をすると誘惑が多いです。その誘惑に負けることなく、Re受験に専念するために、ゴールを忘れないことが大事なのです。

そしてそもそも、ゴール次第では、Re受験する必要がないかもしれません

どうしても行きたいと思っていた志望校へ行けなければ、そう簡単に気持ちを切り替えられないかもしれませんが、行った大学で精力的に活動していれば、それはそれで新しい道が拓けていきます。

大学の外での活動も増やせば、さらにいろいろな経験をすることができます。

「第一志望の大学でないと自分が勉強したいことが勉強できない」

ということもあるかもしれないですし、その他にもいろいろな理由でRe受験したい人はいると思います。

「大学に通いながらRe受験すべきかどうか」

それは、あなたのゴール次第なのです。

一度、自分のゴールに対してRe受験する必要があるのかどうか、考えてみてください。

その上でRe受験する必要がなければ、第一志望の大学ではなく不本意なところもあるかもしれませんが、行った先の大学で自分の人生が豊かになるよう前向きに活動してみてください

その上でRe受験する必要があるのでしたら、覚悟を決めてゴールを忘れず、Re受験に向けて頑張ってください!

まとめ

以上、大学に通いながらRe受験することについて見てきました。

ネットで調べてみると、「大学に通いながらRe受験すると成功率が低い」というような情報もあると思います。

しかし、確率は結果論でしかなく、「“だから”、大学に通いながらRe受験しない方がいいんだよ」という因果関係は成り立ちません。

大学に通いながらRe受験して成功する人もいるわけです。

大学に通いながらRe受験に挑戦するなら、このページで紹介したメリット/デメリット、そしてポイントについて意識しながら、“どうすればうまくいくのか?”を考えてみてください!

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